コミケ・ワンフェス直前対策!「俺」流コスプレ撮影術
カット#01 レイヤーさんは黒くて大きいのがお好き♪
2008年07月24日 20時00分更新
連写で激写! メモリーカードは高速を選べ!
コミケの撮影でブイブイ言わすのが連写機能だ。詳しい説明は、後の記事に譲るが、最低でも3コマ/秒以上の連写性能が欲しい。
たいていのコスプレ撮影は、レイヤーさんの前にできてる列に並び撮影の順番を待つ。順番が来たらレイヤーさんにアレコレとポーズをお願いして1対1で撮影するのが基本となっている。
しかし強者揃いのカメラ小僧が多く集まるコミケでは、1対1で撮影するタイプ以外に、ひとりのレイヤーさんの周りを大勢のカメラ小僧が囲み一斉にシャッターを切る囲み撮影がある。
ここは撮影する側にとって非常に激戦区。なにせ多い場合は20~30人、いやもっと大勢かもしれない強者揃いカメラ小僧が「すいません!視線こっちにお願いします!」と叫んでいるのだ。レイヤーさんも気を効かせて、ポージングを変えながらも全方位に視線を向けサービスする。
がしかし! ここに問題がっ! このように人だかりを作っている囲み撮影をコミケ実行委員会が見つけると、急遽カウントダウンがはじまるのである!
カウントが0になったら撮影は中止!
囲みの群れはすぐさま散らなけれなならないのがコミケでの掟なのだ。初心者で知らなかったは通用しない。撮影でコスプレ広場に入場する際には、必ず注意事項が書かれた紙を配布されるが、しっかり明記されている。
掟を守らなかった場合、最悪はカメラの没収もありうる。そんな大げさな!と思うかもしれないが、実行委員会はどこからともなく何人も沸いて出てくる(笑)。彼らの任務は、囲み撮影の群衆を散らすこと、盗撮の発見・防止、危険物(30cm以上の大きなもの)所持チェックだ。筆者も何度か目の前で実行委員会に連行されていく輩を見たが、かなり厳しいのでルールは絶対に守ること。
このようにコミケでの囲み撮影は、カウントダウンの時間内で他のカメラ小僧からレイヤーさんの視線を奪う戦場なのだ!
この戦いを有利にするのが、高速連写機能とストロボの乱れ打ち。つまり、次のムービーである。
連写機能だけじゃ役に立たない! 必ずストロボも必要になる。こうしてストロボを連写すると、声かけと併用でレイヤーさんはひときわ連写するカメラを向く。勝利である! ヴィクトリーである! Winnerである!
ただカメラは次のようなしくみで、撮影データをメモリーカードーに書き込んでいる。
バッファには非常に高速なメモリーカードが使われているため、高級機では大容量、普及機ではそれなりの容量だ。調子に乗ってシャッターを押し続けていると、バッファがいっぱいになってしまい、バッファからメモリーカードにデータ転送が終るまでシャッターを切れない。せっかくレイヤーさんの視線を奪えたのに、メモリーカードへのデータ転送中でシャッターが切れないなんて最悪の戦況に陥ることもあるのだ!
そこで高速連写に欠かせないのが高速で書き込みできるメモリーカード。
全部が全部囲み撮影というわけじゃないので、ここぞ!というときの高速メモリーカードを1枚用意したい。容量は1GBもあればじゅうぶんだろう。囲みばっかりを狙うなら、4GB、8GBと必要になることもある。
このようにコミケの囲み撮影は、連写機能がモノを言う世界。しかも回りは、いいカメラを持ったカメラ小僧である。秒3コマの連写機能はザラに出回っている昨今、
・秒5コマで戦況を有利に持ち込み
・300倍速メモリーカードをスロットにブチ込み
・ストロボを打ち込み
・バッファフルに神経を尖らせ
・カウントダウンの間にレイヤーさんの視線を奪い
本番の撮影に臨めっ!
(次ページへ続く)
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