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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第61回

猫写真をレタッチしよう―傾き補正とトリミング編

2008年07月16日 16時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

トリミングで写真の雰囲気はガラリと変わる


 トリミングすると切り取った分「画像サイズが小さくなる」けれども、昨今の800万とか1000万画素もあるデジカメなら多少切り取ったって、大きくプリントしない限り問題はない。

 トリミングはある意味「パソコン上でかけるデジタルズーム」だ。デジカメのデジタルズームは、中央部分を切り出して記録することで「より望遠で撮ったように見せかける」機能。だったらそれをパソコン上でやっても同じなわけである。

 例えばこの写真。そのとき持ってたデジカメが超望遠じゃなかったのであまり近寄れませんでした。これ以上近寄ったら民家の敷地にはいっちゃう……。

自転車のサドルに器用にちょこんと乗っておりました
自転車のサドルに器用にちょこんと乗っておりました

 そういうときは、後ほどパソコンでトリミング。

素直に中央部分だけトリミング
素直に中央部分だけをトリミング。その分画像サイズは落ちるけど、用途によってはこれで十分
縦位置でトリミング
縦位置でトリミングしてみた。縦にするとまた雰囲気が変わって、自転車の雰囲気が残る

 トリミングすることで写真の雰囲気はがらりと変わる。

毛繕いしてる猫
毛繕いしてる猫を横位置で撮ってみた

 これは広角側で、あずまやの下で猫がのんびり毛繕いという雰囲気で撮った写真。これを縦位置で猫を中心にトリミング。

縦位置でトリミング
猫をアップにしてついでにちょっと明るさもいじった

 こうすると猫にだけフォーカスされて、「ローアングルで撮った毛繕いする猫」って写真になる。

 本来なら撮影するときに瞬間的にピシッと構図を決めるべきなんだけど、猫は動くものだし、そこまでの余裕がないこともある。でも撮った後でいろいろいじれるのはデジタルのよさ。積極的にレタッチソフトでフォローすべし。


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月撮影何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は7月23日掲載予定

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