動的グラフィックス切り替えが可能なTシリーズ
T61の後継に当たるT400/T500シリーズは、再起動なしで内蔵GPUとチップセット内蔵グラフィックス機能を切り替えられる「動的グラフィックススイッチング」いう技術が特徴だ(この機能については後述する)。そのほかにも、静音性などが向上している。
まず、今回が第4世代となる「ふくろう羽ファン」を採用。風切り音を極力少なくするためにファンを包む金具の形状を若干変更しており、従来よりも騒音が低減されているという。さらにX200にも採用された、空冷ファンをゆるやかに速度変化させるシステムも搭載されている。
また、T400/T500には、X200と同じくWLAN、WWAN、UWBの3種類の無線規格に対応している。そのほか、SSDやLEDバックライトディスプレー、Blu-ray Discドライブの搭載されたモデルも用意されており、かなり豪華な拡張が見込めそうだ。
キーボードの手元を照らす「ThinkLight」に加えて、Webカメラも搭載されている。Webカメラの搭載は、チャットで仕事の打ち合わせをすることが増えたことが背景にあるとのことだ。
なお、T400/T500にはT61と同様にマグネシウムを用いた「ロールケージ」フレームを採用しており、高い剛性を実現した。
価格及び仕様の詳細は未定だが、T400はCore 2 Duo T5670/P8400/P8600/T9400、最大2GBメモリー、最大250GB HDDといった構成でラインアップを予定している。OSはWindows Vista Businessだが、XPへのダウングレードも可能。価格は28万円前後の予定。
一方、T500はCore 2 Duo P8400/P8600/T9400、最大2GBメモリー、最大320GB HDDといった構成でラインアップを予定している。OSはWindows Vista Businessのみで、価格は34万円前後の予定。ともに発売日は8月6日となっている。