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新旧対決!Eee PC 901はここが変わった!

2008年07月11日 15時00分更新

文● 小浜雅胤/トレンド編集部

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CPU性能は大幅に向上


 CPUがAtom N270(1.60GHz)に変わったのにも注目だ。Celeron Mの従来機も、C7やGeode搭載のライバル機に比べてパフォーマンスが良かったが、今回はさらなる向上が感じられる。

 PCMark05のベンチマークと、iTunesによるMP3のエンコード時間を従来機と比較したところ、次のような結果になった。

機種名 Eee PC 901-X
(Windows XP SP3)
Eee PC 4G-X
(Windows XP SP2)
PCMark05のCPUスコア
※数字が大きいほど良い
1489 964
7曲(約30分)のWAVEファイル
をMP3(192Mbps)に変換
4分49秒 6分23秒

※空き容量の関係で、Eee PC 4G-XにSP3パッチを当てることができなかった。厳密な比較ではない点をご留意いただきたい

 どちらのテストでも大幅に向上しているのが分かる。ニコニコ動画の「弾幕」状態はもちろん、DVD動画もコマ落ちせずスムーズに楽しむことができた。

  実際の利用を想定して、iTunesでMP3を再生し、IEのウィンドウを5つ立ち上げながら、付属のワープロソフト「Star Suite Writer」でテキストを打ってみた場合でも、CPU使用率は25%程度におさまった。



SSDの容量は増えているが……


 従来機の多くのユーザーが苦しめられた4GBのSSD。12GBになったことを喜びたいところだが、実はCドライブの容量は4GBのままで、Dドライブとして8GBのSSDをもう一台増設しただけだ。

 Cドライブの空き容量は出荷時で1.36GB(SP3パッチ適用済み)。ソフトによってはCドライブ以外にはインストールできないものも存在するので、やはりこれでは心許ない。せめてCドライブを8GBにしてもらいたかったところだ。

 とはいえ、SSDがもう一台増設されたことには、容量以上のメリットもある。SDメモリーカードをDドライブとして利用するより、内蔵SSDカードのほうが速度面で有利だからだ。

内蔵SSD(左2つ)と、最高転送速度20MBと高速なSDメモリーカード(右)をHDBENCH 3.40で比較。SSDのほうが、リードとランダムリードがかなり優れている

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