絵文字は未対応、ExcelやWord書類を閲覧できる
iPhoneのメール機能は、ケータイメールではなくPCメールなので、日本の携帯電話独自の絵文字は表示できない（iPhoneから絵文字を送る機能もない）。ただし、HTMLと画像ファイルを組み合わせた装飾付きメールは表示できた。Flash形式のコンテンツも再生できない。そのかわりiPhoneは、メールに添付された画像やPDF書類、Microsoft Office書類、アップルのiWork書類を閲覧できる。
携帯電話から送られてきた絵文字は文字化けする。HTMLと画像ファイルを組み合わせたデコレーションメールは表示できた
Flash埋め込みメールはテキストと画像は表示されたが、Flashは表示されない
添付書類のあるメールを開いたところ
アイコンをクリックすると、Excel（図）やWord、PowerPointといった書類の内容を開いて見られる（編集機能はない）
iPhoneを横向きにすると、表示内容も横長になる
メッセージをまとめて削除したり移動する機能が付いた
マンガのふきだしみたいな表示が楽しいSMS機能
日本以外の国では、携帯電話でテキストメッセージをやり取りする手段として「SMS」が一般的。相手の電話番号さえ知っていれば、キャリアに関係なくテキストメッセージを送れる機能だ。
iPhoneは、海外でポピュラーなこのSMS機能を楽しく見せる工夫をしている。通常の携帯電話だと、短いメールとして届くSMSのメッセージを、マンガのふきだしのようなインターフェースにし、やり取りした相手ごとにメッセージを時系列で見られる。
残念ながら、日本ではこのSMSを各キャリアが独自に拡張したため、異なるキャリア間ではやり取りできない。日本でiPhoneがSMSをやり取りできるのは、同じソフトバンクの携帯電話のみだ。iPhoneでほかの操作をしているときにSMSが届くと、メッセージが画面前面にポップアップしてお知らせする機能もある。
ソフトバンクの携帯同士ならSMSを送受信できる。iPhoneは絵文字を表示できないので、ほかの携帯から送られた絵文字が文字化けして「□□」と表示されている
SMSが届くと、画面全体が暗くなり、SMSメッセージがポップアップする。「返信」をタッチするとSMS入力画面に移動
【メール/SMS機能まとめ】
○ PCメールのアカウントをいくつでも登録できる
○ マイクロソフトExchange ServerやVPNに対応し、業務用メールを安全にやり取りできる
○ HTMLと画像を利用したデコレーションメールは表示可能
○ メッセージをまとめてフォルダーに分類したり、消去できるようになった
○ SMSは送信者ごとにまとまって表示されるので会話が追いやすい
× 絵文字は表示も送信もできない。装飾を施したメールを作成できない
× ほかの携帯電話からiPhoneあてにメールを送信する場合は、PCメール送信時と同じ料金が発生する
× サーバーへの新着メール確認の頻度は最短15分
× SMSを送受信できるのは、ソフトバンクの携帯電話のみ
（次は、SIMカードを外してみた）
