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iPhone 3G 最速レビュー(その1)

本邦初公開! これがiPhone 3Gだ(前編)

2008年07月10日 00時01分更新

文● 宮本朱美

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横方向ならフルキーボードも広々

ローマ字入力式のフルキーボード(左)。テンキーよりキーサイズが小さいので、間違ってとなりのキーを押してしまうこともある。「123」ボタンにタッチすると、数字(中)や記号(右)のキーボードに変わる

横テンキー

ウェブブラウザー画面では、iPhoneを横向きに持つとキーボードも横長に変化

横フルキーボード

フルキーボードは、横表示のほうがキーが大きくなって入力しやすい

虫眼鏡で拡大

入力したテキスト上を指でタッチすると、丸い拡大鏡が現われる。部分的に文字を拡大して見られるので、修正しやすい

 iPhoneは物理的なボタンではなく、画面をタッチして入力するため、テキスト入力時にどのボタンを押しているのか指先の感覚でわからない。そのため、iPod touchを使っていたときは間違ってとなりのキーを押してしまうことがよくあった。しかし、iPhone 3Gの搭載する日本語テンキーモードは、タッチパネルの利点を逆に生かし、「指をスライドさせる」という操作を取り入れたことでボタン式を超える新たな操作性を見いだした

 なお、文節をあとから指定して変換する機能はないので、短い単語ごとに入力を確定していくことになる。一度確定した変換候補は自動的に学習され、2回目以降は優先的に表示されるので、自分のよく使う語がすばやく選べる。辞書登録機能や辞書の編集機能はないが、「連絡先」に登録した固有名詞が変換候補として追加されるようだ。


中国語は手書き入力もサポート

 iPhone 3Gは、世界市場に向けて発売されるため、インターフェースを18の言語に切り替えられる(ホーム画面で「環境」をタップし、「一般」項目から「言語環境」を開くと確認できる)。インターフェースの言語にかかわらず、多国語を入力/表示できるので、外国語で書かれたメールを受け取っても、文字化けせずに読むことができる。

 中国語やロシア語の入力はiPod touchでもできなかったが、iPhone 3Gではサポート。中国語では手書き文字認識の機能も備えている。

●iPhone 3Gがサポートする入力言語一覧
日本語、英語(米国)、英語(英国)、簡体字中国語、繁体字中国語、フランス語(フランス)、フランス語(カナダ)、ドイツ語、オランダ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語(ポルトガル)、ポルトガル語(ブラジル)、デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語、韓国語、ロシア語、ポーランド語

中国語

画面下のスペースに指で文字を書くと、漢字に変換。手書き入力が使えるのは中国語(繁体字および簡体字)のみで、日本語では利用できない


【日本語入力まとめ】

○  日本語のための新しい入力方式「テンキー」は、目的の文字を1操作で選べる、今までにない快適さ
○  予測変換機能と自動学習機能で、すばやく漢字変換できる
○  「連絡先」に登録された固有名詞は変換辞書に自動登録され、優先的に変換候補として表示
○ 変換候補の表示位置が変わって日本語フルキーボードのキーサイズがiPod touchより大きくなり、打ちやすくなった

×  テキストのコピー&ペーストはできない
×  変換辞書の登録内容を編集する機能がない
×  手書き入力は中国語のみ対応


(次はiPhone 3Gのメール機能について)

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