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ケータイ980円プラン―落とし穴はないか?

2008年07月08日 19時46分更新

文● ヤシマノブユキ

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家族間は各社無料で横並び


キャリア ドコモ au ソフトバンク
無料通信分 1050円 1050円 -
通話 加入者間 有料 有料 1~21時は無料
通話 家族間 24時間無料(要家族割引オプション)
メール 加入者間 有料 有料 MMS(文字数問わず)とSMS(70文字)が無料
メール 家族間 iモードメール(5000文字まで)が無料(ファミリー割引) Cメール(50文字)が無料(家族割)

 家族間の通話とメールについては、従量部分を無料にする方法がどのキャリアにもあるので、著しい差はないと思っていい。家族間の通話は、家族向けの割引オプション(各社とも無料)に加入すれば、24時間いつかけても無料になる。メールについても同様で、無料になるメールの種類や文字数に若干の違いはあるものの、家族間なら無料で送受信できるメールがある。通話やメールは家族としかやらないというのであれば、どの料金プランを選んでもかまわないだろう。



家族以外はソフトバンクが有利


 決め手となるのは、家族以外と連絡をとる場合だ。ソフトバンクのホワイトプランは無料通信分を持たないため、他キャリアとのやり取りを無料通信分で精算することはできない。しかし、ソフトバンク同士の通話とメールが基本的に無料なので、周囲にソフトバンクを使っている人がたくさんいて、彼らとよく連絡を取るという場合に向いている。

 一方ドコモとauの場合は、家族以外との通話やメールは有料になるが、無料通信分を使って精算できるので、特に他のキャリアを使っている人と連絡をとりあう機会が多い場合に向いている。そうは言っても、1050円という無料通信分(25分の通話分に相当する)をどうとらえるかは微妙なところだ。

 家族への伝言ならほんの数秒で済むが、友だちや仕事相手との連絡事項はそうもいかない。仮に5分話すとした場合の通話料は210円になる。たった5回の通話で1ヵ月の無料通信分を使いきってしまうのかと考えると、無料通信分がなくても加入者間は基本的に話し放題のホワイトプランが有利に思える(もっとも、その場合でも相手がソフトバンク加入者であることが前提となるが)。

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