海外対応
海外版向けに、共通デザインのトップページを新設し、タグやカテゴリーを言語別に表示できるようになったという。また、メンテナンス情報やヘルプも各国の言語で用意する。
今後はドイツ語版、スペイン語番もリリースする。ドイツ語に対応した理由は、ドイツ語圏のオーストリアで毎年開かれているメディアアートのイベント「アルス・エレクトロニカ」の「デジタルコミュニティー部門」で栄誉賞を受賞したため。スペイン語版は、「話す人の人数が多いから。英語でどこかの企業に目をつけられるより、スペイン語で……」(夏野氏)という理由だそうだ。
ニコ割アンケート
ニコ割アンケートは、動画視聴中のユーザーに一斉にアンケートを行なうというもの。
特定の時間になるとナレーションが流れて、動画の再生が一時停止し、設問と回答ボタンが表示される。運営側はユーザーが押したボタンを集計し、一定時間後に男女別、年齢別といったさまざまな切り口の結果を動画にして発表する。
夏野氏は、ニコ割アンケートを利用して、ニコ動ユーザーの思いを世間に発信していきたいと言う。
夏野 今日、僕はここに来て初めて分かったんですけど、この熱気は世の中に伝わっていないんですよ。皆さんがニコ動をやっている最中、たまにアンケートを取りますので、それをニコ動やインターネットを使ったことのない人、「青少年にケータイを持たせるな」とか言っている人たちに、『100万人がこう答えてますよ』という形でどんどん発信していきたいんです
ひろゆき氏は、「組織票を排除できる」としてニコ割アンケートを押す。
ひろゆき 今までネットのアンケートは、組織票ができてしまっていたんですよね。誰かがこのサイトでこういう投票をやってますよと教えてしまう。ニコ割アンケートに答えられるのは、その瞬間ニコ動を見ている人だけなので、あとで気づいて誰かを呼ぶことができない。組織票がほとんどないネットのアンケートは、実はいままでほとんどなかった。