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ホームの屋根にソーラーパネルを設置予定

東京駅がソーラーパワーで動く!?

2008年07月04日 14時34分更新

文● 末岡大祐/アスキーネタ帳編集部

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 東京駅では約2年ほど前に、乗客が改札を通過する際の振動を利用して発電する、「発電床」の実験が2ヵ月にわたって行なわれていた。東京駅と言えば、日本でも利用客の多さが飛び抜けていることで知られるが、それをうまく利用した発電方法だった。今年の1~3月にかけても発電床の実験が行なわれており、発電効率も徐々に上がっているとのこと。だが、これはあくまでもデータ収集が目的であり、実用化されるのはまだ先の話だ。

東京駅

東京駅全景

 その実験段階の発電床とは別に、JR東日本は地球温暖化防止の一環として、来年度から東京駅の東海道線ホーム(9・10番線)の屋根に太陽光発電パネルを設置する。

 パネル面積は3000平方メートルで、出力は390kwと一般家庭90戸分に相当するという。発電した電気は駅構内の照明や空調に利用される。総費用は11億円を予定しており、この太陽光発電パネル導入による効果は、東京駅の発電力が0.3%アップ、CO2は0.3%(約90トン)削減されるという。なお、本格的に稼働するのは2010年からだ。

東京駅

ソーラーパネルを設置した東京駅のイメージ図

 う~ん、11億円もかけて0.3%しかCO2を削減できないのか……。でも、発電床との合わせ技で、もっと発電効率もCO2削減量もアップするかもしれないから、これは大いなる前進だと思う。東京駅だけじゃなく、他の駅にも積極的に採用してもらいたい。


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