温度と消費電力
最後に温度と消費電力を見てみよう。温度は「AMD OverDrive」にて、消費電力はワットチェッカーを使っている。計測はXCineBench R10のxCPUテストを実行し最も高いポイントを抜き出している。なおアイドル時の設定は省電力機能を無効にしている。
CPU温度
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| CPU温度 アイドル時(単位:℃) ←better |
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| CPU温度 負荷時(単位:℃) ←better |
消費電力
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| 消費電力 アイドル時(単位:W) ←better |
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| 消費電力 負荷時(単位:W) ←better |
さて最初に温度を見ていただくと、TDP 140WのX4 9950 BEがアイドル、高負荷ともにTDP 125WのX4 9850 BEを大きく下回っている。普通に考えれば逆になりそうなものだが、単にマザーボードのBIOSがCPUのサーマルダイオードの補正値を誤って読み取ったのか?と考えることもできる。
そこで消費電力を見てみると、ここでもX4 9950 BEが大きくX4 9850 BEを下回っており、さきほどの温度が間違いではないことが分かる。
一足早く公開されている海外の情報サイトの速報を見ても似たような傾向があるため、X4 9950 BEはTDP 140Wというレッテルと裏腹に比較的省電力である可能性は高い。断言こそ出来ないが、X4 9850 BEを買うよりもX4 9950 BEを手にした方が、熱で苦しまずに済む確率は高そうである。
TDP 65WのX4 9350eは、高負荷でも48℃/218Wに収まり、まずますといったところ。X3 8750と比べても温度、消費電力ともに低く、予想通りの結果だ。
今回の新CPUは買い!?
インテルのCore 2を選択肢から除外すると仮定し、あくまでPhenomシリーズだけで考えるのであれば、今回の新CPUはどちらも無難に“買い”と言っていいだろう。特に爆熱が予想されたX4 9950 BEは予想外に省電力かつ低発熱であり、X4 9850 BEとの価格差を考えれば断然オトクである。
X4 9350eもPhenomとしては、かなり省電力であり魅力的なのだが、やや高い価格がネックだ。実売で2万1千円ほどであれば、コストパフォーマンスがすこぶる高いクアッドコアCPUとし大きく存在感を示せるのだが、2万5千円だと上位のX4 9850 BEとの価格差が小さく、パフォーマンス重視のユーザーにとって選びにくくなる。この価格帯のライバルにはインテルのCore 2 Quad Q6600があり、価格の工夫がもう少し必要だろう。
4桁モデルナンバー最後となるX4 9950 BE、そして今回の新CPUの登場によって、元々微妙だったX3 8750の立場が益々微妙になるなど、AMDのCPUラインナップはそろそろ整理すべき時期に来ていると思われる。いまだ根強く売れているAMD Athlon X2シリーズと合わせて、今後の動向は要チェックだ。
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