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Flash解析ソフト

レビュー:Motion Decompiler 2 for Mac

2008年07月02日 18時00分更新

文● こもりまさあき

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flaファイルに変換してFlashで再利用する

 バックアップが消失した場合を想定し、実際にswfファイルの「FLA変換」を実行してみよう。

Motion Decompiler 2 for Mac

swfファイルを開いたあと、「FLA変換」ボタンをクリックすると、図のダイアログが表示される。ここで分析の精度といった書き出しオプションも選択可能だ

 変換したflaファイルをFlash CS3で開いてみると、配置されたムービークリップなどのインスタンスは、元のファイルと同じように再現されているのが確認できた。ただしインスタンスを開くと、シンボルの作り方によっては複数のレイヤーに分散されてしまうなど、タイムラインの表示が元ファイルと同じにならないこともある。

元のflaファイルと、パブリッシュ後「FLA変換」を実行したflaファイル。タイムライン上に整頓されたシンボルが変換前(左)に比べて、変換後(右)はまばらに配置されている


【Conclusion】
○  仮にバックアップファイルが消失した場合でも、ActionScriptの抽出だけに限らず、多種多様なリソースを特定して書き出せる。

×  swf形式のファイルにパスワードプロテクトがあっても、ファイルが開けてしまう。書き出し時に何のために施すパスワードプロテクトなのか……。

(MacPeople 2008年8月号より転載)


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