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器用さは人間以上?

折り紙(が折れる)ロボット

2008年06月19日 14時13分更新

文● 西川仁朗/アスキーネタ帳編集部

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 生活にゆとりがなくなってくると、めんどうな洗濯や部屋の掃除を「ロボットがやってくれればいいなぁ」と思うことがある。早く手塚治虫先生が描いたような、人間の形をした便利なお手伝いさんロボットが、お皿を洗ったり、棚を拭いたりして欲しいなぁと妄想していると、最近のロボットの手先の器用さをまざまざと見せ付けられる動画をYouTube上で発見した。 それが、Intuitive Surgicalという会社の、「折り紙」で遊ぶ(?)ロボットだ!

 この動画を見ると、ラジオペンチのような2本の指(?)ですいすいと折り紙の「鶴」を折っていくロボットくん。自分が折ってもこんなにスムーズにいくかどうかという器用さを発揮している。普通の日本人が折り紙をつくっても外人に「オー、器用デスネ」と驚かれるのに、ロボットがガンガン鶴をつくる様子はかなりのインパクトを世界中に与えているだろう。しかも、この動画を最後まで見ると、完成した鶴の小ささにはビックリさせられること間違いなし。

 とはいえ、ここまでサクサク動くのは生身の日本人が操作しているから。もともとこのロボットは医療用システム「the da Vinci Surgical System」として病院に販売されており、医者が手術を行なうときに使用されている。より正確で細かな作業ができるため、患者の肉体的な負担も減るそうだ。

the da Vinci Surgical System

the da Vinci Surgical System

 ロボットアームが手術に使えるくらい繊細な動きができるのは分かったけど、これって不器用な人間が扱うと不器用なロボットになっちゃうんですよね。うーん、早く全自動の器用なロボットが生まれて、部屋の掃除を手伝ってくんないかなぁ。

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