このページの本文へ

あなたが知らない家電の世界 第1回

日立「ビートウォッシュ」はなぜタテ型なのか?

2008年07月01日 11時00分更新

文● 正田拓也

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

99%の雑菌をカットするキラキラした石の正体は?

 たしかに風呂の残り湯を使うことは節水という点で理解できた。だが、一方で浴槽に溜まった雑菌が洗濯に影響を及ぼさないかと心配する声もあるだろう。

 その点を解決すべく、同社では「Ag除菌お湯取ユニット」を搭載。これは風呂の残り湯を吸い取るホースの先端に除菌効果のある「Agビーズ」(Agは「銀」の元素記号)を配すことで、残り湯をキレイに利用するというものだ。このユニットひとつで99%以上の除菌効果が期待できるという。

新採用の除菌ユニットを分解。中央のユニットにAgビーズが充填されている。なお、この除菌ユニットは単体販売され、従来機種でも利用できるという

 ちなみにホース先端には、従来からゴミなどを吸い込まないためのフィルターを装備している。Ag除菌お湯取ユニットでは、これを一歩進め、ホースを通る風呂の残り湯の除菌もしてしまうというものだ。

Agビーズによる除菌のしくみ。Agビーズはスーパー銭湯などでも除菌用に使われている、言ってみれば「プロ仕様」の除菌媒体

 ユニットを分解して取り出したAgビーズは青い色の石のよう。カゴのような容器に詰め込まれ、吸い込まれるお湯はすべてこのAgビーズのすき間を通り、Agビーズに触れることになる。

 この結果、風呂の残り湯でも菌の少ないお湯を得られる。実際には大腸菌などの除菌が見込まれ、第三者機関による実験結果でも効果を証明している。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン