筑波大学発のベンチャー企業ソフトイーサが開発するPacketiX VPNがバージョンアップし、3.0になる。先日開催されたInterop Tokyo 2008会場にてデモと資料の配付が行われていた。
今回の目玉は、IPv6に対応したこと。IPv6を使えばNTTのフレッツ網にISPを経由せずに接続でき、低廉で高速なネットワークの構築が可能になる。開発元のソフトイーサによると、近距離ならば98Mbps、1msec以下を月額5000円/拠点程度で構築可能とのこと。
そのほか、「アクセスリストのセキュリティ強化」、「TLS 1.0への完全対応」、「遅延・ジッタ・パケットロス生成機能」(品質の低いネットワークを仮想的に作りシミュレーションできる)、「仮想LANカードの強化」、「vpncmdコマンドの強化」、「サーバ管理GUIに簡易モードを追加し初心者が簡単に設定できる最小限のメニューを表示」などがバージョンアップのポイントとして挙げられていた。
リリース予定は今夏となっている。