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Gから始めるモンハン狩猟生活講座・番外編

年に1回の祭典「モンスターハンターフェスタ'08」でマジすげぇものを見た

2008年06月14日 19時20分更新

文● 佐藤ポン

シャレにならないほどウマイ奴らが集まった!
コンマ何秒を争うタイムアタックはカーレースを彷彿とさせる

 そして、モンハンフェスタ'08を締めくくる決勝大会が14時30分ごろから開始。決勝大会は、各地方大会で上位に入賞した2~3チーム計14組と、先ほど行なわれた最終代表決定戦で上位に入賞した3チームの全16組で行なわれた。
 ここからさらに1回戦4チーム4組、準決勝4チーム2組でそれぞれクエストを行ない、最後に残った2チームで日本一を争うというわけだ。

説明

決勝大会でのクエストは3回行なわれた。1回戦がティガレックス1頭、準決勝が亜種2頭とナルガクルガ、決勝戦は最初から怒りまくってるラージャンだ。規定回数力尽きると失敗になってしまうが、さすがにここまで来たチームで失敗はなかったようだ

 ステージ上には辻本氏、一瀬氏、小嶋氏、藤岡氏の開発者4名が登場し、スクリーンに映るプレイ画面を解説。もちろん、すべての来場者はゲーム映像に釘付け。めったに見られない凄腕ハンターの芸術的な動きに感心していたようだった。

開発者

プロデューサーの辻本氏ほか開発者の皆様。大会では開発者も言葉をなくすような超絶プレイが次々と飛び出し、解説をするのを忘れてしまうほど

 1回戦のクエストはMHP2のメインビジュアルに採用された大型モンスター「ティガレックス」の討伐だったが、ここでまずファーストインパクト! なんと福岡大会を1位で通過してきた「タレメ」チームが2分16秒10という驚異的なタイムでティガレックスを撃破! ちなみにティガレックスは、MHP2ndGの序盤から中盤に移る際に倒さねばならぬ強敵。担当編集はこのティガレックスを討伐するのに、約5時間ほどかかったくらいなのだ。それを2分!? これには解説陣も驚きで、「解説する時間もありませんでした」と呟いたほど。

1回戦で討伐するモンスターは「ティガレックス」。闘技場に出てきたことを後悔してるんじゃないか? と思うくらいアッという間に倒されていた

 1回戦を勝ち抜いた上位4チームでその後に行なわれた準決勝は、MHP2ndGから加わった高難易度のクエスト「大連続狩猟」。1匹でもやっかいな大型モンスターが3匹も連続で登場するクエストだ。今回現れたのは、ババコンガ亜種とショウグンギザミ亜種、そしてナルガクルガ。準決勝は1回戦を勝ち抜いた2チームを1組としてプレイし、最終的には4チームでクリアタイムを競うことになる。

準決勝

これが準決勝の大連続狩猟クエスト。「ババコンガ亜種」「ショウグンギザミ亜種」「ナルガクルガ」と、どれも攻撃力が高くイヤなモンスターが3匹も登場するのだ

 この準決勝で勝ち抜いたのは、名古屋大会を1位で通過した「Effort Cristal」チームと、大阪大会を2位で通過した「もうゲネポ」チーム。ここでセカンドインパクト! なんと驚くべきことに両チームのクリアータイム差がなんと1秒以内だったのだ! Effort Cristalが8分29秒23に対し、もうゲネポは8分29秒93という、まるでF1の予選でも見ているかのような結果に。この2チーム、決して同じ組でプレイしていたわけではないのにこのタイム差! 極まっている感がアリアリと伝わってきます。

準決勝

決勝進出チームのタイム差はコンマ7秒!

日本最速ハンターの栄冠に輝いたのは!?

 いよいよ決勝戦! プレイヤースキルが最高に強まった2チーム4人を待ち受けるのは、動きが速く攻撃力も高い大型モンスター「ラージャン」の討伐クエスト。と、ここで両チームが持つ武器に変化が。これまで1回戦、2回戦ともにハンマーが1番人気で、次が大剣という流れだったのだが、「Effort Cristal」チームが双剣、「もうゲネポ」チームが太刀と、これまでに見られない武器に持ち替えたのだ! これには会場内がどよめきに包まれる中、「最後はお互いに得意武器で行くつもりでしょう」という解説陣の声。

ラージャン

決勝の相手は「激昂したラージャン」! ただでさえ攻撃力が高いラージャンが最初から怒り状態でさらに凶悪に!

 開始直後にいきなりサードインパクト! なんと「Effort Cristal」の2人の動きが全く一緒なのだ! 開始からアイテムの使用、攻撃開始までがまさにユニゾン! さらにラージャンが弱点とする頭へ鬼人化から乱舞の嵐! 会場から拍手が上がる中、ラージャンの2本の角のうち1本の破壊に成功するなど、まさにやりたい放題。

決勝

双剣を操る「Effort Cristal」メンバー。動きの美しさは本大会イチ!

 その後はさすがに決勝大会で用意されたラージャンとも言うべきか、両チームとも何度か力尽きてキャンプ送りになる中、いち早く討伐に成功したのはなんと太刀を操る「もうゲネポ」チーム! 派手さの面では「Effort Cristal」に一歩譲るものの、隙のない動きで着実にラージャンにダメージを与えていき、9分14秒43というタイムで優勝に輝いたのだった!

素晴らしい戦いを見せてくれた「もうゲネポ」(写真左)と、「Effort Cristal」(写真右)。日本最速ハンターおめでとう!


大会を振り返って

 1回戦、準決勝で見せたハンマーの強さ、そして決勝で見せた双剣と太刀の流れるような動き。同じゲームをプレイしているはずなのに、各チームごとに見せた使用武器による動きの違いなど、MHP2ndGの奥深さを感じると共に、大会出場者のハンタースキルは驚嘆すべきものであると感じました。決勝大会を観戦したハンターたちの間で太刀が流行りそうな予感! もちろん、当日取材を行なったASCII.jpモンハン部の取材班(へっぽこハンター3人組)も、当日から各武器の猛特訓を開始したのは言うまでもない……。が、モノにできそうなのは「NARU」(ライター2号)のみっぽい。

 あと大会と来場者を見て感じたのは、みんな楽しそうな顔をしているということ! スクリーンを見つめる目はみんな輝いていたし、うれしそうに笑って拍手をしていました。また、年齢層も若い人がたしかに多いものの、うちらみたいな30代(っぽい人)もたくさんいたし、カップルや夫婦、親子で来ている人も多く見られた。幅広い層に受け入れられているんだな、と思いつつ、みんな難しいクエストとかクリアしてるのか、すげぇなと思ったわけでした。

会場のハンターさんに聞きました「アレってどうなの?」

 さらに決勝大会の会場では、カプコンさんのご好意で来場者へのアンケートを行なうことができた。一般ハンターさんたちにいろいろと質問を投げかけてみましたので、次回このコーナーで結果を発表していきたいと思います! 「好きな武器は?」とか「ギルドカードの枚数は?」といった質問から、ちょっとくだらない質問まで聞いてみたので、こちらもお楽しみに。

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