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WWDC 2008リポート Vol.3

基調講演(後編):iPhone 3Gがモバイルの世界に革命を起こす!

2008年06月11日 18時49分更新

文● 宮本朱美

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Macだけでなく、Windowsともデータを同期! 「MobileMe」始動

 iPhone 2.0の説明が終わると、壇上にはジョブズ氏に変わってフィル・シラー上級副社長が登場し、「MobileMe」と呼ばれる新サービスを紹介した。

 「新しいiPhoneは、マイクロソフトのExchange Serverに対応しました。でも、Exchange Serverなんて導入してないよ、という普通の人の場合は? それがこのサービス、MobileMeです。いわば万人のためのExchange Serverです」

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mobile meを使うと、iPhone、Mac、Windowsで同じデータを共有でき、USBケーブルで同期しなくても予定や住所を最新状態に保てる

 そして、プッシュ式で電子メールを受け取れること(15分ごと、30分ごとなど設定した間隔でメールを受け取るのではなく、新着メールが届いたらすぐにiPhoneに届く)、パソコンとUSB接続しなくても、ネット経由で予定表や住所録、Safariのブックマークなどのデータを同期できること、常に最新情報に保てることなど、MobileMeの便利さを説明した。MobileMeは既存の「.Mac」サービスを置き換えるもので、「.Mac」ユーザーはそのまま移行する。新規加入の場合は、年会費99ドル(日本では9800円)が必要で無料で60日間試用可能。サービス開始時期は7月11日とのことだ。

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MobileMeは、Ajaxを使い、ウェブブラウザー上でアプリケーションと同じように動作するのが特徴。メール、住所録、予定表、写真、iDisk、ブックマーク──の6つの機能を画面左上のアイコンで切り替える

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特に説明はなかったが、iPhone 2.0の予定表は、カレンダーの色分け表示ができるようになっていた


(次ページに続く)

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