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不死鳥が火星に羽ばたく!

ちょっくら火星に足跡つけてきた

2008年06月05日 13時00分更新

文● 丸子 かおり

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 この写真、「実は雪男の足跡なんです」と言っても通用しそうなビジュアルだが、実はそうではなく……。アメリカの探査機「フェニックス」のロボットアームの跡。そう、2007年8月4日にフロリダ州ケープカナベラル空軍基地からデルタロケットで打ち上げられた「フェニックス」が火星に無事たどりつき、北極圏に着陸した。

火星

フェニックスが火星の地表に着陸する様子の想像画(提供:NASA)

 フェニックスは、火星に水があるかどうか白い極部分の土壌の成分は何かを調査するのが主な目的。土壌を調べることで、水や炭素を含む化合物が存在するかどうか、ひいては生物の存在の是非または生物が生息可能な環境かどうかを調べようというわけなのである。元々、NASAのミッション「2001マーズ・オデッセイ」で火星の極部分に二酸化炭素と水が存在している可能性が示されていたのだが、その裏づけを今回のフェニックスで行なおうというのだ。

 フェニックスが火星に着陸したのは、日本時間の5月26日。着陸後、大気の成分の測定が行われ、その後6月1日にロボットアームで火星表面の土が採取された。

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