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特集 イイ!(・∀・)テレビ ― 第1回

見せてもらおうか、ハイビジョンの実力を! 麻倉怜士が「逆襲のシャア」を斬る

2008年06月02日 16時00分更新

文● トレンド編集部、語り●麻倉怜士

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麻倉怜士氏
麻倉怜士氏。日本を代表するAV評論家のひとり。6月にはアスキー新書から「絶対ハイビジョン主義」も上梓される

 次世代DVD戦争も終息し、2008年は映像コンテンツの本格的なハイビジョン化が進む1年になりそうだ。これまでDVDが主流だったソフトもDVD版とBlu-ray版が同時に発売されるケースが増え、タイトル数が急激に増えている。

 アニメファンにとっては、バンダイビジュアルから2月にリリースされた「逆襲のシャア」(BCXA-0020、価格8190円)、「機動戦士ガンダム F91」(BCXA-0021、価格8190円)、そして第1期のテレビ放映が終ったばかりの「機動戦士ガンダムOO」など、ガンダムシリーズのBD化が進んでいることもトピックスのひとつだろう。

 今回は新旧の「逆襲のシャア」をAV評論家・麻倉怜士の自宅にある150インチスクリーンで、見せていただこうというのがこの企画。すでに発売されているLD版、DVD版も持ち込み、麻倉氏所有のプロジェクター「QUALIA 004」(ソニー製)とプラズマテレビ「PDP-5000EX」(パイオニア製)の2つの映像機器で試聴した。



ハイビジョンの魅力は「臨場感」にあり


── 「ハイビジョンの魅力」を読者に伝えるというのが、この企画の表の主旨です。

麻倉 ハイビジョンの魅力をひとことで言い表すのは難しいですが、根底にあるのは、大画面を高精細で見て、非常のきれいな映像の中に、臨場感や没入感を感じたり、作者の思いを感じたりできるところだと思います。

麻倉怜士氏
「ホンモノだけが持っているリッチなリソース感との初めての出会い」がハイビジョンの魅力だと麻倉氏は語る

 今回のアニメ作品を観ると、従来のSD画質とはまったく違う感動が得られました。DVDでは大本のフィルムの持っている情報の1/10とかそのぐらいしか伝えられてないなと感じます。

 色の情報もそうだし、黒も締まってないし、解像感もあんまりないし、全体的にシュリンクしたような感じじゃないですか。ハイビジョンで観ると、単に画質がいいだけじゃなくて、大本のフィルムの情報を正確に再現していると。Blu-ray版では次元の違うクオリティーになっている。ということは、大本のクオリティーがそうなっていたんですよ。

 つまりSDの画質ではホンモノを観ていなかったということです。筋を追ったり、大まかな絵の雰囲気は伝わってきますが、そのディティール──監督はなぜこの色を使ったのかとか、星のまたたきに意味があるんじゃないかとか──ホンモノだけが持っているリッチなリソース感が初めて手に入ったんですね。

 これは映画に限らずあらゆるジャンル──スポーツ番組もそうですし、音楽番組とか、ドラマとかでもそうですが──で、コンテンツの持っている「ホンモノの芸術性」であるとか、「感動性」とか、「情報性」とか、「情緒性」とか、そういうものが余すところなく再現されている。こういったリッチな体験に初めて触れることができるようになったのが、ハイビジョンの魅力じゃないでしょうか。

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