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エンコードテクニック虎の巻 第2回

重すぎるムービーをシェイプアップ【画質レベル編】

2008年05月29日 20時00分更新

文● 藤山 哲人

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13)ファイルを再生してチェック

 エンコードを終えたファイルは、メディアプレイヤーで再生してみよう。ほとんどの場合、スムーズに再生できるようになっただろう。

気になるファイルサイズは……

できあがったDivXのムービーファイルをメディアプレイヤーで再生!なかなかスムーズに再生できる!

 気になるファイルサイズは、12MB! 元ファイルは230MBあったので、5%まで圧縮できた!スゲー!(ターゲット クォンタイザーを4にした場合)
 「ターゲット クォンタイザー」の設定値とその映像は、次のムービーファイルで比較してもらうといいだろう。

映像ファイル ファイル
サイズ
元の映像ファイル(DVカム形式) 230MB
クォンタイザー1の映像 32MB
クォンタイザー2の映像 24MB
クォンタイザー4の映像 12MB
クォンタイザー8の映像 6MB
クォンタイザー12の映像 5MB

 画質の劣化が顕著に現れるのは、金網越しのスタローンや動きの激しいシーン。クォンタイザーの値が増すほど、圧縮率は高くなるが画面の細かな部分や爆発シーンなどで、四角いブロック状のノイズが発生する。これを「ブロックノイズ」と呼んでいる。

次回予告 

 中にはDivXの「ターゲット クォンタイザー」で8を指定しても「ぜんぜんスムーズにならんっ!」という人もいるだろう。おそらく原因は、元映像があまりにもハイビジョン過ぎて、「ターゲット クォンタイザー」の設定じゃ太刀打ちできないという場合だ。
 こんなときは、映像そのものを小さくする手段を講じる! 最近は、ビデオカメラでも16:9の映像が多いので、4:3の映像としてキャプチャすると、始終上下に黒い帯が表示されっぱなしになる。
 この黒帯もエンコード対象になってしまうので、これを切り取って(クリッピング)データ自体を少なくする方法も紹介しよう! 

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