ウィルコム(株)が2009年春に提供を行なう予定の次世代PHSサービスの名称が「WILLCOM CORE」となることが26日発表された。
WILLCOM COREは2.5GHz帯の無線を利用して提供される予定で、来年3~4月ごろから都内など一部地域を中心に展開。来秋には東名阪、政令指定都市などに対応エリアを増やす。
サービス開始当初は数十Mbpsの速度で提供されるが、30MHzの帯域幅で複数のアンテナを利用する仕組み(MIMO)を利用した場合、上り/下りとも100Mbpsの通信速度が実現可能。将来的にはその2~3倍の速度向上も狙っているという。
また、新幹線など高速に移動する乗り物の上で利用することを想定し時速300kmでのハンドオーバーにも対応。また、マイクロセルの特徴を生かし、都市部でも理論値に近く、実効速度が落ちないサービスの提供が可能になる見込みだ。