先日、たまには外の景色でも見ようかと思ってブラインドをめくったら、高層ビルの窓ガラスの掃除をしている人と思わず目が合ってしまい、非常に気まずい思いをしてしまった私。SRI インターナショナルが発表した新しいロボットは、そんな問題を解決してくれるかもしれません。
この新しいロボット「Wall-climbing Electroadhesive Robot」は、ご覧のように垂直の壁面に吸着して自由自在に移動する、というもの。吸盤などではなくて、静電気を使った「Electroadhesive」(電気吸着)技術によって、壁面に吸着しているのだそうです。この技術によって、素材を選ばないのが最大の利点だとか。コンクリートやガラスでも、あるいは木材やレンガ、石材でも大丈夫というから頼もしいですね。
用途としては、先に紹介したお掃除、ビルのメンテナンスのほかに、監視などの軍事用途やおもちゃなどが考えられるとのこと。おそらく軍事用途でまず使われるようになるかもしれませんね。
ところで話は戻りますが、ブラインドを開けてこんなロボットがうじゃうじゃいたら、それはそれでちょっと気持ち悪いかもしれません。もちろん、スパイダーマンがいても怖いでしょうけど。