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ドトーの液晶モニタテスト! 第4回

[特集] オレ達はイイモニタが欲しいんだ!

液晶を いま買わなきゃ いつ買うの!?【24インチハイエンド編】

2008年05月23日 21時30分更新

文● 山田 広樹

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ナナオ
Flex Scan HD2452W

サイズ/解像度 24.1インチワイド/1920×1200ドット スピーカー
入力端子 D-Sub15ピン、DVI-D(HDCP対応)、HDMI×2、D端子(D4対応)、S端子/コンポジット
設置面積 幅566×奥行き230×高さ480mm 重量 10.3kg
実売価格 約13万円前後

 5月21日に発表された新モデルで、発売は6月12日。OSDはタッチパネル式のスライドバーにより、指でなぞるだけで映像入力切り替えや画質設定を行なえるので使いやすい。映像入力の切り替えスピードも良好。ただし、搭載機能のすべてを本体側で行なえるわけではなく、「スルーモード」設定など一部機能は付属リモコンからの操作が必要となる。画作りの方向性としては、動画向けにわずかに赤みを強めるなど、適度な強調も好印象なのだが、画面全体にビーズ状のキラキラがあるのが残念。また、本機の発売を持って、従来モデルの「HD2451W」「HD2441W」が販売終了となる。

操作ボタン

OSDメニューの操作は横スライドバーで行なう。タッチセンサーになっており、タップ操作で決定も行なえる

入力端子

入力端子はHDMI×2のほか、D5入力対応のD端子も装備。スピーカーを内蔵しないがUSBオーディオに対応し、内蔵のUSBポートとUSBオーディオを接続することで出力できる

スタンド

2台のPCで利用できるUSBハブを装備。切り替えも1ボタンでできる。また、スタンドは同社独自の画面と高さとチルト角度を同時に変更できる機構を採用している

■関連サイト



Dell
2408WFP

サイズ/解像度 24インチワイド/1920×1200ドット スピーカー
入力端子 D-Sub15ピン、DVI-D×2(HDCP対応)、HDMI、ディスプレイポート、コンポーネント、S端子、コンポジット
設置面積 幅559.7×奥行き207.6×高さ496.8mm 重量 9.58kg
実売価格 約10万円前後

お買い得価格に加えて、輝点の心配ゼロ!

 PC、AVともに充実の入力端子を備えつつ、ピボット機能も搭載して10万円前後のお買い得価格がうれしい。さらに液晶パネルに輝点がひとつでもあった場合、無償で交換してくれるサービスが標準で付属するのにも注目。画質は発色に派手さこそ少ないが、暗部表現力が高く黒ツブレが少ないため、映像に立体感がある。画面表面はサワサワした印象で、実使用距離では目立ちにくいがビーズが見えることも。

設定ボタン

設定ボタンは一般的な並び。しかしOSDメニュー内の日本語がやや怪しい部分が見られるのが気になった。また、画質調整時にプリセットされたモードを選択する時、プレビューできないのは残念

入力端子

入力端子はHDMI、コンポーネントに加えてDVI-D×2を搭載。そのほか、まだ馴染みは薄いが「ディスプレイポート」を搭載するのも特徴

カードリーダー

左側面にはUSBポート×2と、xDピクチャーカードやメモリースティック、SDカードなどに対応するカードリーダーを搭載。メモリースティックDuo、miniSD、microSDはそれぞれアダプターが必要

■関連サイト

ライター ヤマダの「オレならコレを買うね」

動画の強さで「VISEO MDT242WG」が欲しい

 「MPエンジン」搭載で動画に強いのが決め手。ただ、難点もある。それは映像入力切り替えが遅いこと。接続機器との相性か、4~5秒かかることもあるほど。そのほかでは「2408WFP」も見逃せない。ピボットもできて10万円は驚異的。「LCD-MF241X」と「FlexScan HD2452W」は、画面上のビーズが気にならない人にはオススメ。気になっている人はぜひとも店頭で見て欲しい。FP241VWは「PerfectMotion」はいいんだが、あのデザインが受け入れられる人向け。

「MDT242WG」(写真左)と「2408WFP」(写真右)。2408WFPはビジネス用途としても使える汎用性の高さがイイ

 次ページでは、IPS方式の液晶パネルを採用し、「正確な映像表現」にこだわった25インチ以上の超ハイエンド液晶3機種を紹介する。

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