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本物のクルマでグランツーリスモが楽しめる

ボンネットから液晶を生やした車に長蛇の列

2008年05月21日 13時00分更新

文● 末岡大祐/アスキーネタ帳編集部

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 今月の17~18日にかけて開催された東京スペシャルインポートカーショーで面白いクルマを見つけたので紹介しましょう。

会場

今年のインポートカーショーは5万7531人のお客が来場したようです。キャンギャルを入れないという、他のクルマイベントとはちょっと違うコンセプトが特徴です。


 一見、普通のBMWなのですが、よ~く見てみるとフロントのボンネットから液晶モニターが生えてます。これじゃ前が見えないのでは……と思い、運転席にまわるとそこにはプレステのハンドルコントローラーが! そう、本物のクルマを改造して、超本格的なグランツーリスモ用コックピットを作ってしまったのです!



 このクルマを作成したのはBMWの専門ショップ「Studie」。車両販売やメンテナンスだけでなく、チューニングも行なっているので、その改造ノウハウを活かして、この日のために作ったとか。内装やエンジンなどをすべてはぎ取り、ボンネットに液晶モニターのステーを通すための穴を加工し、ハンドルコントローラーとバケットシートを運転席側だけに付けてあります。まさに「その気にさせる」コックピットです。グランツーリスモ用のレーシングコックピットも正式にリリースされてはいますが、それが子供だましに思えるくらい本格的です。おかげでイベント期間中は子供たちが長蛇の列だったようです。

BMW

本物のレースカーのコックピットで遊べるなんて、レースゲーマーにとって究極の贅沢と言えるでしょう

BMW

よ~く見ると、ハンドルコントローラーの中心部分はBMWのロゴマークに変更されています。芸が細かい!

 ちなみにベース車両となっているのは、BMWの「E30型 M3」。80年代、ツーリングカーレースに出場するため、レギュレーション(規則)に合わせて開発されたホモロゲーションモデルです。レースでは最大のライバルであるメルセデス・ベンツと激闘を繰り広げていました。そんなクルマを惜しげもなくモディファイしてしまうなんて、そのサービス精神に頭が下がります。

 また出展されるかどうかはわかりませんが、見かけたら遊んでみてください。ゲームも楽しいのですが、このクルマのコックピットに座るだけでもワクワクしますから。


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