世の中、スクーターのカスタムやチューニングをしているかたは珍しくはないと思いますが、ThoughtLabの「Geek Scooter Project」はハンパじゃありません。
このプロジェクトにより作り出されたスクーターは、VIA製Mini-ITXマザーボード(CPU:1.2GHz)、1GBのRAM、2GBのSSD、Bluetoothアダプター、Wi-Fiカード、エレキギターPCアップリンク、TVチューナー&FMラジオチューナーなどを搭載した“Brain Frame”(頭脳フレーム??)をシート下に装備しているのです。スクーターというか、走るパソコン?
ハンドル部分には8インチ液晶タッチパネルと、システム状態から電子メールのアラート、天気からe-bayオークションのステータスまで表示できるモニターが2画面取り付けられていて、乗ったままの状態で各種情報をチェックできます。フットボード付近にはTVアンテナとFMアンテナを、テールランプ付近にGPSとワイヤレスアクセスポイントを装備。後部に突き出ているバーは、ワイヤレスアンテナとFMトランスミッターだそうです。スクーター正面にはUSBカメラも搭載しています。ちなみにスクーター本体はヤマハの「Vino」なのだとか。
このスクーターがあれば、道に迷わなくてすむし、一時停車してネットサーフィンも楽しめますね(運転中でも技術的には可能かもしれませんが、危ないのでやめましょう)。これに乗って長旅に出たら道中退屈せずに済みそうです。さらにThoughtLabでは、ユーザーが自分だけの「Geek Scooter」を製造できるよう、ブログで情報提供するとしています。腕に覚えのあるかたは、ぜひどうぞ。でもスクーターの盗難や事故には気をつけてくださいね。