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薄型テレビ、10の疑問と5つの地雷

2008年06月03日 16時23分更新

文● 西川由美子、トレンド編集部

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各社製品がずらりと並ぶテレビ売り場。予備知識なしにこの中から一台を選ぶのは至難のワザだ

買ってから悔やんでも遅いんです


 薄型テレビは欲しいデジタルアイテムの筆頭だが、難しい用語も多く、スペック表記もまぎらわしい。値段が値段なので、購入してから「なんか違うんじゃないか?」では遅すぎる。そうなる前に、今回はテレビにつきものの10の疑問を解消したい。また、購入経験者から聞いた、テレビ購入後の落とし穴(いわゆる地雷)についても紹介する。自分にぴったりなモデル選びの参考にしていただきたい。



Q1 液晶とプラズマって実際どう違うの?

A1 プラズマはRGBの画素(ドット)の集まりでできており、画素のひとつひとつが自己発光して映像を映し出す仕組み。一方、液晶は背面にあるバックライトの光がパネルを制御。RGBのカラーフィルターを通して映像を映す仕組みだ。

プラズマと液晶の仕組み

 プラズマは画素ひとつひとつが発光するので、動きの速い映像でも、映像の制御が早く、ブレが少ないのが特徴。コントラスト比も液晶より高いので、奥行きのある映像表現に強い。だが小型化が困難なため、37インチ以上の大画面となる。

 液晶テレビは動きの速い映像には弱いといわれているが、最近では倍速駆動(後述)などの技術進歩により残像感が気になることもない。また、バックライトを使って映像を映すため、明るい部屋でも鮮やかに発色する。サイズのバリエーションが豊富なのも特徴だ。



Q2 フルハイビジョンってハイビジョンと違うの?

SD画質とHD画質の違いは走査線の数にあらわれる。SDは4:3、HDは16:9の比で映像を表示している

A2 アナログ放送「SD(Standard Definition)」の有効走査線数は垂直480ドットで、水平×垂直の走査線は720×480ドット。一方、デジタルハイビジョン放送やハイビジョン放送の「HD(High Definition)」の有効走査線数はこれよりも多く、垂直1080ドットなどとなる。

 一口にHDと言っても、水平×垂直では1440×1080ドットや1920×1080ドットばど番組によって異なる。テレビで使用するパネルの解像度も製品によって異なるので注意したい。

 ただし、垂直方向が1080ドット(JEITAによる規定では720ドット)あればハイビジョンと言えるため、差別化を図る意味で1920ドットのスペックがあるテレビはフルハイビジョン(フルHD)としている。ちなみに地上デジタル放送は1440×1080ドット、BSデジタル放送やスカパー! の一部は1920×1080ドットで放送されることが多い。

 また「480i」や「480p」、「1080i」や「1080p」という表記があるが、この「i」とはインターレース方式のことで、走査線の偶数本と奇数本を交互に使って表示するというものだ。「p」はプログレッシブ方式の略称で、1画面の映像を走査線の上から順に表示するというもの。プログレッシブはインターレースに比べて、ちらつきのない映像を再現できる。

地雷その1 パネル方式でぜんぜん画質が違った!

 パネルには「VA」「IPS」そして「IPSα」という3つの方式がある。この方式によって画質は大きく変わってくるため、カタログやPOPなどを見るときには注意しておこう。

IPS方式は視野角が広がり、斜めから見たときも画面全体が白っぽくなりづらいのが特徴

 VAはコントラストのしまった映像が特徴。IPSは視野角が広く、コントラストの変化が少ない。IPSαはIPSパネルを進化させたもので、視野角が広くコントラストも向上しており……と、3者3様の画質となっている。

 とはいえ好みの画質というのは個人差があるので、こればかりは実際に店で見て確かめるのがベストだ。

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