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お値段10万円弱? PRADAフォンに触った!

2008年05月10日 00時30分更新

文● ヤシマノブユキ 

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解像度の低さや文字入力の不便さは残念


 軽さやデザインの美しさには感心が持てるが、ガジェットオタクからすると、スペック的に少々もの足りないところもある。

 ディスプレーサイズが3インチと大型ではあるが、解像度が低い(240×400ドット)ので、パソコン用サイトの閲覧がいまひとつ一覧性に欠ける。フルブラウザーはFlashプラグイン非搭載なのでYouTubeを視聴することはできなかった。せっかく7.2MbpsのHSDPAに対応しているのに、こうした動画共有サイトを楽しめないのはもったいないと思う。

 ソフトキーで行なう文字入力に関しては、予測変換に対応しているが、打ちにくかった。

 例えば、「ありがとう」と入力する場合は、(1)画面上に表示されたダイヤルキーの「あ」をタップ→(2)予測変換候補が表示されるので、それをタップしてウィンドウを切り替えてから「ありがとう」をタップ→(3)ようやく「ありがとう」と入力される、といった流れになる。普通の携帯電話に比べワンステップ余計なので、メールをよく打つ人には少しキツイかもしれない。

左から文字入力の行程(1)(2)(3)。(2)の行程が一般のケータイに比べて余計だ

 また、ダイヤルキーと予測変換候補を表示した状態だと、画面のほとんどが隠れてしまう(メールの本文が2行ぶんぐらいしか見えなくなってしまう)のも窮屈な感じがした。

 価格はオープンで、予想販売価格は10万円弱。スペック的には物足りない面はあるが、本体のみならず付属品の小物までに行き渡った、PRADAの洗練されたデザインは、所有欲を大いに満たしてくれそうだ。ひととおり触ってみて「リッチなオヤジのモテケータイ」という言葉が頭に浮かんだことを最後に付け加えておく。


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