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CRTを2万で地デジ対応にする「HVT-T100」

2008年05月10日 14時00分更新

文● 橋本 優/トレンド編集部

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あっけないほど簡単なセットアップ

 セットアップは、HVT-T100のD端子とディスプレーのD-SUB15ピンケーブルを変換ケーブルのMA-D2Aで接続する。あとはHVT-T100にアンテナケーブルとACアダプターを接続してチューナーとディスプレーの電源ボタンを押せばOK。

CRTとの接続

CRTとの接続。ディスプレーケーブルに変換ケーブルを接続し、HVT-T100のD端子につなぐ

 画面には初期セットアップのメニューが表示されているので、視聴地域の設定など画面の指示に従って設定を進めていけば、地デジが表示される。

設定画面

設定画面。一番上の「簡単設定」を選ぶと、チャンネル設定など視聴に必要な一通りの設定がまとめて行なえる

 正直、ディスプレー側でリフレッシュレートの設定をしなければいけないかな、と覚悟していたのだが、特に何もいじらずに地デジが表示された瞬間はちょっと感動だ。

通常は16:9のワイド表示だが、リモコンの「フィット表示」ボタンを押すと画面に合わせて縦横比が自動で調整される(右)

 画質はというと、SD画質のアナログ放送よりはなんとなくシャープな感じだ。10年前のディスプレーにしては上出来である。

 といっても、パソコン用ディスプレーに映像を出力する場合、ARIB(社団法人電波産業会)の規定で52万画素での出力となる。これはフルHD(1920×1080ドット、207万画素)の約4分の1となるフレームサイズなので、過度な期待は禁物。最新の地デジパソコンや液晶テレビなどと比較するのは酷というもの。

 とはいえ、D3/D4入力に対応するアナログテレビやアナログディスプレーがあれば、フルHD解像度、もしくはプログレッシブで表示できるので、SDのアナログ放送を見るよりは綺麗な映像を楽しめる。

映像出力の設定

映像出力の設定。「D端子出力」では、D1/D2/D3/D4/アナログRGB出力が選択できる

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