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日本の教育界に提言などをしつつ

ゲイツ氏来日――ヤフー、イラネ

2008年05月07日 19時59分更新

文● 西川仁朗/アスキーネタ帳編集部

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「30年前に西 和彦さんに会いに初めて日本を訪れた」と思い出を語ったビル・ゲイツ氏
「30年前に西 和彦さんに会いに初めて日本を訪れた」と思い出を語ったビル・ゲイツ氏

 2008年7月に経営の一線から退くことを発表している米マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏が来日し、5月7日に会見を行ないました。米国時間で5月3日に米Yahoo!の買収を断念したばかりのタイミングで来日したこともあり、わずか25分の会見に約270名の報道陣が集まりました。

 今回の会見でゲイツ氏の注目の発言は3つ。

その1、今後Yahoo!の買収は行なわない!

 まず、米マイクロソフトのスティーブ・バルマー氏が既に発表していますが、「米マイクロソフトはYahoo!と別々の道を歩む」と改めてアナウンスしました。会見中ゲイツ氏は「確かに検索に関してGoogleは優位性を持っているが、新しい技術がどんどん出てくる。我々が来月発表する新たな検索技術に注目にして欲しい」と自社の技術の優位性を強調しました。

その2、日本のPC市場の伸びが低いのは教育の問題

 欧米で順調にPC市場が拡大しているのに比べ、伸びが鈍化している日本のPC市場。その原因について、ゲイツ氏は日本の教育現場におけるPCの利活用の低さを指摘しました。「欧米の学校では教育カリキュラムによってオンラインで学ぶというのが当たり前になっている。また、図書館やコミュニティセンターなどでもっとPCを使える環境をつくる必要がある」とゲイツ氏は述べました。

 こういった諸問題を踏まえ、ゲイツ氏は学生向け支援プログラム「DreamSpark」を日本で展開すると発表しました。DreamSparkは同社の「Visual Studio」のような開発ソフトウェアや、「SQL Server」などのプラットフォーム製品を学生に無償で提供し、同社の製品に慣れ親しんでもらい、若い技術者の育成に繋げるというもの。すでに米国では先行して導入されています。詳しい日本でのDreamSparkの運用については、5月中に発表される予定です。

その3、7月からパートさんになります

 ゲイツ氏は2008年7月1日からマイクロソフトの経営の第一線から退き、パートタイマーとしてマイクロソフトの経営に携わると発表しました。米マイクロソフトの会長職を退くわけではありませんが、ビル アンド メリンダ ゲイツ財団での活動が中心になります。

 なお、ゲイツ氏に対し、Vistaの次期バージョンと噂される「Windows 7」の発表時期について質問が飛びましたが、「現時点では公表できない」と口を滑らすことはありませんでした。

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