ソニー(株)は7日、VAIOブランドのノートパソコン「VAIO type T」「VAIO type G」の2008年夏モデルを発表した。OSがWindows Vista with Service Pack 1(以下Vista SP1)に更新されたほか、メモリー搭載量がアップしたマイナーチェンジモデルとなっている。店頭販売モデルの価格は全機種オープンプライス。
SP1対応が主体 VAIO type C
モバイルノート「VAIO type T」シリーズの新製品は、OSがWindows Vista Home Premium SP1に更新されたほかは、2008年春モデル(関連記事1)マイナーチェンジに止まる。店頭販売モデルの「VGN-TZ73B」の場合、ハードウェア面ではHDD容量の向上(80GB→100GB)と、内蔵無線LAN機能のIEEE 802.11n(ドラフト2.0)対応といった変更が行なわれた。Office Personal 2007をプレインストールしている。
ワンセグチューナー内蔵、11.1インチワイド(1366×768ドット)液晶ディスプレー搭載、バッテリー駆動時間約11時間といった仕様は変わっていない。
発売日は17日の予定。主な仕様と予想実売価格は以下のとおり。
- VGN-TZ73B
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CPU:Core 2 Duo U7600(1.20GHz)|メモリー:DDR2-533 2GB|グラフィックス:Intel 945GMS Expressチップセット内蔵
ディスプレー:11.1インチワイド 1366×768ドット|HDD:100GB|光学ドライブ :DVDスーパーマルチドライブ|無線通信機能:IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.0+EDR
サイズ:幅277×奥行き198.4×高さ29.8mm| 重量:約1220g|バッテリー駆動時間:約11時間|OS:Windows Vista Home Premium SP1
予想実売価格:約25万円前後
直販サイト「ソニースタイル」等で販売されるC.T.O.モデル(以下VOMモデル)では、プリント柄天板のバリエーションに、新柄の「ナチュラルフラワー」が追加された。CPUなどの主な仕様は店頭モデルと同様で、メモリーやHDD容量が変更できるほか、OSにWindows Vista Ultimate SP1を選択できる。
標準メモリーを2GBに VAIO type G
ビジネスユーザー向けのモバイルノート「VAIO type G」シリーズは、店頭販売モデルをCore 2 Duoプロセッサー搭載の「VGN-G2KBNA」1モデルに集約した。ハードウェア面では、標準搭載メモリーが2GBになった以外、旧モデル(関連記事2)からの変更点はない。
type Tよりやや小さなボディーに、12.1インチXGAの液晶ディスプレーを搭載。重量も約1145gと軽量といった特徴は継承している。
OSはWindows Vista Business SP1に変更されている。また、Office Personal 2007 with PowerPointをプレインストールしている。主な仕様は以下のとおり。発売日は17日の予定。
- VGN-G2KBNA
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CPU:Core 2 Duo U7600(1.20GHz)|メモリー:DDR2-533 2GB|グラフィックス:Intel 945GMS Expressチップセット内蔵
ディスプレー:12.1インチ 1024×768ドット|HDD:100GB|光学ドライブ :DVDスーパーマルチドライブ|無線通信機能:IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.0+EDR
サイズ:幅277×奥行き215×高さ25.5mm| 重量:約1145g|バッテリー駆動時間:約11.5時間|OS:Windows Vista Business SP1
予想実売価格:約27万5000円前後