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リポート:ヨドバシAkibaでわかったMacが売れる理由

前年比200%!「Macはまだまだ売れる」

2008年05月03日 20時53分更新

文● MacPeople編集部 永水和久

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Macの魅力、アップルジャパンの努力、販売店独自の取り組み

ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaではMacBookが一番売れており、全体の4割を占めるという。その次はiMacとのこと

Macコーナーマネージャーの高橋氏は、Macの高いプライスパフォーマンスはファーストモデルのMacBook時代から突出し始めたという。現在、MacBookは最下位のモデルですらCPUにCore 2 Duoを搭載し、メインメモリーは1GBを備えながら、価格は12万9800円。この価格は今年2月に発表された現行モデルからの設定で、従来よりも1万円値下げ改定されている。また、4月28日発表の新iMacでも最下位のモデルは2万円値下げされ、13万9800円という求めやすい価格だ(参考記事)。

この一連の価格改定についてアップルジャパンは、次のように語る。

海外での価格は特に変更なく、この価格改定は、国内向けにアップルジャパンが独自に調整するものです。より多くの方に使っていただくために、常に努力させていただいております。

最近の円高傾向を踏まえての判断であることは明らかだが、いずれにせよ、Macの低価格化消費者にとって歓迎できる事柄だ。


ゴールデンウィークはヨドバシでたくさんデモやるよ!!

ゴールデンウィーク中も多くのデモが行われる。1回の時間は約30分で、WindowsからMacに移行したユーザーが抱きやすい疑問を解決するものなど、初心者に向けた内容が充実している

高橋氏によれば、ヨドバシカメラでは販売に独自の工夫を取り組んでいるという。

スタッフ全員がMacユーザーであることはもちろん、アップルジャパンからのトレーニングを受けており、そのうち半数以上は特に優秀な成績をおさめているという。

同店では、Boot CampとWindowsのインストールサービス、Windowsソフトのインストール、月1〜2回のペースで開催する初心者向けのデモ、実際にWindowsを起動させたMacの展示、液晶モニターなどのWindows用周辺機器を接続しての展示──などといった、初心者が特に気になる情報の発信やサービスを展開している。

釘いるように見物する客が印象的なデモ

食い入るように見物する客が印象的なデモはすべて、アップルジャパンから派遣された専門スタッフが行う。ゴールデンウィークラストの5月5日、6日には連日でデモが開催される

WIndows XPが動作するiMac

店頭では、Windows XPが動作するiMacが展示されており、ユーザーは実際に触ってその感触をつかむことができる

寿司屋風!? のポップ

店頭には寿司屋風!? のユニークなポップを設け、商品の在庫状況を客に向けてわかりやすく示している


アップルジャパンによれば、「ワールドワイドのApple StoreでMacを買う人のうち、約半数はWindowsユーザー」とのことで、Macのハードとしての魅力が十分に伝わってきていると言える。今後、ハードとしてのMacと付き合い始めたユーザーがMac/iPodを中心にアップルが展開するサービスの魅力に気付いたとき、もうひとつ大きな波がやってくるのではないだろうか。


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