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600万画素デジタルカメラ

レビュー:EXILIM PRO EX-F1

2008年05月09日 18時30分更新

文● 荻窪 圭

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独自機能が満載の超高速連写デジカメ


EXILIM PRO EX-F1 【SPEC】
開発元/販売元●カシオ計算機(株) 価格●オープンプライス(実売価格13万円前後) 
http://dc.casio.jp/

撮像素子●1.8分の1インチCMOS/有効画素600万画素 液晶モニター●2.8型 レンズ●光学12倍(焦点距離約36〜432mm)/F2.7〜4.6 記録メディア●SDカード(SDHC対応) サイズ●幅127.7×奥行き79.6×高さ130.1mm 重さ●約671g

【COMMENT】
絶対に欲しい、面白すぎる機能が満載。野鳥や猫、スポーツを撮りたくなる。肉眼ではわからない一瞬にワクワクする、観察好きの人なら買って損はない。


 カシオ計算機(株)から「EXILIM PRO EX-F1」という世界最速の60枚/秒連写を実現したデジタルカメラが登場した。


ボディー1
右上の赤い専用ボタンで撮影モードの切り替えが可能。見やすい2.8インチ液晶モニターを搭載し、その右の十字キーの外側には電子ダイヤルを装備

 この高速撮影を実現するのは、電子シャッターを使って1秒間に60枚の読み出しが可能な新開発の1.8分の1インチ有効600万画素の高速CMOSセンサーだ。

 高速連写が際立つのは、スポーツや動物といった動きが速い被写体。そこでEX-F1は36〜432mm相当の12倍ズームレンズと手ブレ補正機構を搭載し、望遠に強いカメラに仕上がっている。


 60枚/秒の連写は莫大な量のデータ処理を必要とするため、いったん内部バッファーに60枚ぶんの写真をためてから、SDカードに書き出す。この仕様により、連写可能枚数は60枚が上限。時間がかかる作業なので、高速なSDカード(class 6)が欲しいところだ。


液晶モニター
撮影時には、液晶モニターの右端には操作パネルが表示される。これは高速連写撮影時のパネルで、その場で連写速度を変更することができる

 連写速度はファンクションリングで自由に変更できるため、10枚/秒で6秒ぶん、5枚/秒で12秒ぶんと調節したり、撮影後に保存する写真を選んだりすることも可能。被写体に応じて速度を変えて撮影できるわけだ。


撮影サンプル1 撮影サンプル2
側転を連写した中の1枚。高速連写時はISO感度が上がりシャッター速度も速くなるので昼間なら動きを止めて写せる(モデル:マユコ)連写した中からコサギが飛び立った瞬間を1枚抜き出してみた。ISO400でも絵はあまり荒れず、600万画素ながら画質は上々の仕上がりだ

液晶モニター
高速連写撮影した写真は、プレビュー時にひとまとめに表示される。選択すれば、動画のように連続して表示することも可能だ

 また、このCMOSセンサーの高速読み出し機能を生かして、フルHDの動画撮影機能や300コマ/秒のハイスピード動画も撮れる(次のページを参照)。このハイスピード動画は、300コマ/秒という超高速で録画し、30fpsの動画ファイルとして記録する機能。1秒の出来事を10秒の超スローモーション動画として再生し、肉眼では捉えられないような動きを動画でチェック可能だ。さらに画像サイズが336×96ドットに落ちるが、1200コマ/秒の超ハイスピード動画も記録可能だ。

 価格は実売で10万円超と高めなので、単に望遠デジカメが欲しい人はもっと安い製品を選んだほうがいい。しかし、超高速連写やハイスピード動画に心をひかれたなら価格以上の価値が絶対にある、「超面白い」カメラだ。


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