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実機&模型で知る零戦

君はゼロを見たか!

2008年05月03日 00時00分更新

文● 吉田/Webアキバ編集部

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今、零戦が密かにブーム?

 あ、ゼロといっても「コードギアス」の主人公ではないので悪しからず。ゼロはゼロでも零戦のゼロということなのだ。

零戦52型と桜

零戦52型と桜

 皆さんは零戦といえば何を思い浮かべるだろうか。ちょっと社内で聞いてみた。「昔の戦闘機は全てゼロ戦じゃないんですか」とか言っていた人は論外として、大多数の人は「プロペラのついた日本の昔の強い戦闘機」くらいのイメージだった。ちなみに筆者は昭和40年代前半の生まれで、子供の頃に駄菓子屋で買ったスチロール製の飛行模型は当然零戦をモデルにしたものだったし、模型屋では50円の零戦プラモデルを買ったものだった。最近は現用兵器のファンも当然多いようだが、昔のファンにとって最強戦艦は大和で、そして最強戦闘機と言えば零戦、という時代も確かにあったのだ。

 たとえば大和の方は数年前に映画化された際に、模型や完成品など様々なアイテムがリリースされた。対して零戦はどうだろうか。特に近年映画化等ははされていないようだが、昨年あたりから零戦関連の各種商品のリリースが増えてきた。雑誌の付録でキットが付いたり、現存する零戦の写真集が刊行されたり、という状況だ。

連斬模型シリーズ 零式艦上戦闘機。1/48スケールで、本棚などに飾るにはちょうど良い

連斬模型シリーズ 零式艦上戦闘機。1/48スケールで、本棚などに飾るにはちょうど良い

 ということで今回のミリタリー特集では零戦を取り上げ、日本国内ならどこで見ることができるのか、そして入手や製作が簡単な零戦模型にはどんなものがあるのか、をまとめてみた。ぜひ、実機を見てモチベーションを上げてみたところで、模型を作ってみてはいかがだろうか。

 なお、本特集の最後には、飛行している零戦のカラー写真を掲載している。といっても米軍が第二次世界大戦中に撮影したビンテージものの写真という訳ではなく、1995年に零戦が日本に里帰りした際に筆者が撮影したものだ。いわば生きている零戦の写真というわけで、エンジン排気の汚れ具合などがわかっておもしろい。ということで排気管が焼けていたりエンジン排気汚れなどで使用感たっぷりの零戦を見たい人はぜひ見てほしい。

かつての敵機P-51Dと編隊を組む零戦52型

かつての敵機P-51Dムスタングと編隊を組む零戦52型

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