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ここが変わったWindows Vista 100連発! 第80回

Vistaでは古いヘルプが表示できない

2008年04月28日 10時00分更新

文● 柳谷智宣 アバンギャルド

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XPでは“.hlp”形式のヘルプを表示できる

Windows XPでは“.hlp”形式のヘルプを表示できる

Vistaでは表示できない

Windows Vistaでは“.hlp”形式のヘルプが表示できない

この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。

 Windowsアプリケーションのヘルプファイルには、Windows 3.1から使われている“.hlp”形式と、Windows 98から使われている“.chm”形式がある。Windows XPまでは、どちらのヘルプファイルでも表示できたが、Windows Vistaでは、32bit版の.hlp形式をサポートしなくなっている。そのため古いヘルプを開こうとすると、エラーが表示される。

 これは.hlp形式のヘルプファイルが、セキュリティー面での脆弱性を抱えているためだ。今後作られるアプリケーションのヘルプは、.chmが主流になるだろう。

 Vistaで32bit版の.hlpファイルを開きたいなら、マイクロソフトのサポートオンライン(http://support.microsoft.com/kb/917607)から、「WinHlp32.exe」を入手して、インストールすればいい。これにより.hlp形式のヘルプを表示できるようになるが、ヘルプファイル内のマクロやドラッグ&ドロップが無効になるなど、一部制限されている機能もある。

サポートオンラインの関連情報ページ

サポートオンラインにある情報ページの「Windows Vista用 WinHlp32.exeのダウンロード」(赤枠部分)から「Windows6.0-KB917607-x86.msu」をダウンロードしてインストールする

 ちなみに、さらに古い16bit版の.hlp形式ファイルを表示する「WinHelp.exe」はVistaにも含まれており、特別なことをせずとも普通に開くことが可能だ。

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