手段を問わないTVキャプチャー環境 第1回

[特集]深夜アニメをフルコンプ！

手段を問わないTVキャプチャー環境【BDレコーダー編】

EPGでらくらく録画予約

　ここではEPG機能について確認していこう。テレビを点けた時にまずEPGを起動させて番組を確認して予約録画をするのが大変便利で一般的だ。EPGからの予約では、番組情報や予約の確認画面が表示され、そこで一定の手続きをとることになる。店頭ではスクリーンに表示できる情報量や表示モード、希望する日の番組表に移動するための方法といった部分に注目してみよう。

19チャンネルの同時表示が可能な大型テレビ向きのDMR-BW900

多チャンネル表示に対応する。画面は14チャンネルの表示モード

こちらは19チャンネルの表示モード。14チャンネルの表示といい、大型テレビでの表示を強く意識した数となっている

ドラマ・アニメの新番組を自動録画できる録画予約の支援機能「新番組おまかせ録画」。設定を有効にするにはそれぞれの項目を「入」に変更すればよい

予約一覧。予約した番組の確認や消去、修正といった管理はここから行える

BDZ-A70ではジャンルやキーワードに沿った番組をまとめて予約録画可能

BDZ-A70では番組表をスクリーン全体に表示。同時に表示できるチャンネル数は3・5・7チャンネルからの選択で、画面は5チャンネル表示

ある条件に従って番組情報を表示する「お気に入り番組表」。一種の検索機能だが、こちらは条件のセットをまず登録、そのセットにアクセスすることで結果が表示される

BDZ-A70ではジャンルにキーワード、さらには複合条件と検索機能が充実。画面はジャンル検索で、ジャンルはサブカテゴリでさらに絞り込むことも可能だ

詳細検索の画面。ジャンルやキーワードに加えて時間帯やチャンネル、さらには除外キーワードまで指定可能

EPGからの録画予約。EPGで希望する番組を指定すると録画先や録画モードといった設定の確認画面が表示されるので、そこで予約確定ボタンを押せば予約完了だ

ジャンルやキーワードといった条件に従って抽出した番組をまとめて録画予約できる「おまかせ・まる録」。好みのジャンルの番組を録画しなければ気がすまない人にとっては大変便利な機能だ

H.264なら高圧縮でも高品質！

　一般的なレコーダーの録画モードはMPEG-2のストリームをそのまま記録するモードに加え、トランスコーダの利用による長時間録画モードも搭載する。特に今回取り上げたBDレコーダーは映像品質と圧縮率のバランスに優れるH.264/MPEG-4 AVC（H.264）をサポート。地デジのHV番組のビットレートは17Mbpsなので1時間の番組を録画した場合のデータサイズは7.2GB前後となる。しかし、H.264で記録するDMR-BW900のHXモードやBDZ-A70のSRモードを用いれば、解像度をそのままにデータサイズを1/2程度の4GB前後にまで圧縮可能だ。

　気になる映像品質は、先に挙げたHX・SRモードだとビットレートが8Mbps前後となるために動きのあるシーンを中心に映像はやや粗くなりがち。とはいえ動きの少ないシーンではさほど気にならず、情報番組の録画などであればまったく問題ない。録画モードにはよりビットレートの高い高画質モードもあるので、画質を重視したい場合にはそうしたモードを用いる手もある。
　それぞれのモデルの主な録画モードと対応するビットレートについては以下の表をご覧いただきたい。

	録画モード	ビットレート	HDDの録画時間
BDZ-A70	XR	15Mbps	約41時間
	SR(H.264)	8Mbps	約78時間
	LSR	6Mbps	約105時間
DMR-BW900	HG	12.9Mbps	約160時間
	HX(H.264)	8.6Mbps	約254時間
	HE	5.7Mbps	約381時間

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