おまかせモードのさらなる進化形は?
突き詰めればきりがないが、照度環境は部屋の向きでも変わるし、天候によっても左右される。これらは明るさセンサーや日の出、日の入り時刻計算だけでは検出は難しい。
「(そこまで検知するには)照度計レベルの色温度センサーを付けなければいけないんですけど、コスト的にハードルが高すぎる」(本村氏)
「今回の機能は、お求めやすい価格のCシリーズからすべてのモデルに入れたい、という思想なんです。(高機能の)ZH、ZVシリーズだけに入れるということは考えていませんでした。」(住吉氏)
コスト的な問題から今回は見送られたようだが、技術的な問題というわけではなく、センサーを強化するなどでさらなる精度アップが期待できる。一方で、これ以上の精度を求めるのはかなりの映像通のユーザーだと思われる。今後、ZH、ZVシリーズのようなハイエンド機種に関しては、おまかせモードの独自進化もありえそうだ。