LFB(ローカルフレームバッファ)を採用するSocket AM2マザーとしてはJ&W Technology製「JW-RS780UVD-AM2+」に続く2モデル目となる製品「HA06」がJETWAYから発売された。
「HA06」は、DirectX 10対応の統合グラフィックスコアを備えるチップセット「AMD 780G」専用のビデオメモリとして、128MBのLFB(AMDではDisplay Cacheと呼んでいる)を搭載するのが特徴のマザーボード。チップセット脇の基板上にはSAMSUNG製“K4N1G164QQ-HC25”という型番のメモリチップが搭載されているのが確認できた。
主なスペックはフォームファクタがATX、South bridgeは「SB700」。拡張スロットがPCI Express(2.0)x16×1、PCI Express(2.0)x8×1(x16形状)、PCI Express x1×2、PCI×2という構成で、PCI Express(2.0)x16の動作モードはx16もしくはx8。x16動作はブルーのPCI Expressスロットに製品付属のSwitch Cardを接続した場合のみ可能となる。
メモリスロットはDDR2 DIMM×4(DDR2-1066/800/667/533まで対応、最大8GBまで)、オンボードインターフェイスにVGA機能やギガビットイーサネット(Realtek/RTL8111C)、8chサウンド(Realtek/ALC888)、Serial ATA II×6(RAID 0/1/0+1対応)、e-SATA×1、IDE×1などを搭載。I/O部にはVGA出力のほかDVIも搭載し、DVI-HDMI変換アダプタが同梱される。
なお、今回紹介した「HA06」だが、売れ行きが非常に好調とのこと。取材時には多くのショップで完売しており、入手は困難となっている。現時点では、次回入荷に期待するしかないという状況だ。価格はアークで1万1770円(完売)、ツクモパソコン本店II(完売)とTSUKUMO eX.で1万1800円となっている。