このページの本文へ

邦訳第一弾「エバークエスト 連合帝国の興亡」が本日発売

EverQuest公式読切小説を荒俣宏氏が翻訳!

2008年04月25日 12時00分更新

文● 田島美絵子/第八編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 (株)アスキー・メディアワークスは超ヒット・オンラインゲーム「EverQuest」映画化を記念して、2008年4月25日(金)にEQ公式読切小説の邦訳第一弾「エバークエスト 連合帝国の興亡」を発行します。

エバークエスト 連合帝国(コンバイン・エンパイア)の興亡

「エバークエスト 連合帝国(コンバイン・エンパイア)の興亡」(原題「EverQuest The Ocean of Tears」)R.A.サルバトーレ 監修 スチュアート・ウィーク 著 荒俣宏 訳/定価1869円(本体1780円)/発売日:2008年4月25日/B6変・ハードカバー・432ページ/ISBN:978-4-04-870017-7/アスキー・メディアワークス発行 角川GP発売



メガヒットMMORPG「EQ」公式小説・邦訳第一弾!


 EverQuest史上最大の謎に迫る物語。
 伝説のダークエルフ、その数千年に及ぶ神との戦い……。

 異種族による共同体“連合帝国(コンバイン・エンパイア[Combine Empire])”。真の平和実現のため、帝国は邪悪な種族ダークエルフの連合入りを画策する。謎のダークエルフ“アータルタール[Aataltaal]”は計画を推進すべく姿を変えて暗躍するが……。〈涙の海(オーシャン・オブ・ティアーズ[Ocean of Tears])〉を舞台に因縁の戦いが始まる!! 魔術・妖術・剣術・死霊術を駆使する伝説のダークエルフと、ダークエルフの神との数千年にわたる戦い。感動の結末を見届けよ!!

★Sony Online Entertainment公式小説。各巻完結の完全読切物。
★監修は米国のベストセラー作家R.A.サルバトーレ! さらに、翻訳は荒俣宏。
★ゲームでは秘されてきた連合帝国(コンバイン・エンパイア)等の謎が明かされる。
★主人公は魔術・妖術・剣術・死霊術をあやつるダークエルフと、パーティーのリーダーの女戦士。
★ゲーム上の有名人多数登場! その若き日々が描かれる。また、ネクロマンサー、エンチャンター、バード、ローグ、クレリック、シャーマンなどありとあらゆるクラスが活躍。


●EverQuest(エバークエスト)とは?

 EverQuestは、3DオンラインRPG(ロール・プレイング・ゲーム)で、1999年3月の登場以来世界各国で親しまれている怪物級ゲームです。発売後9周年を迎えるも、その人気はいまだ衰えず、拡張パックは発売され続け(只今14作め)、今も熱狂的ファンを生みだしています。ゲームに熱中するあまり現実世界からドロップアウトするプレイヤーが出るなど、米国では一時社会問題にもなり、その麻薬的な魅力からヘロインゲームとも呼ばれました。日本では、この最新バージョンである「EverQuest II(日本語版)」が、スクウェア・エニックスより発売されました。


●EverQuest映画化情報

 米国ニュースサイトIGN.comによると2009~2010年をめどにコロンビア・ピクチャーズで「EverQuest」が映画化されるとのこと。製作はアヴィ・アラド(映画スパイダーマン、X-MEN、ファンタスティック・フォーなど)。


●ストーリー

 多彩な種族による共同体“連合帝国(コンバイン・エンパイア[Combine Empire])”が存在した夢の時代――真の平和を実現すべく、帝国は初めて邪悪な種族ダークエルフの連合加盟を画策する。しかし、それを良しとしない反対勢力は、計画を阻もうと連合帝国皇帝への陰謀をめぐらす。謎のダークエルフ“アータルタール[Aataltaal]”は同族の帝国参入を目論み、さまざまな人物に姿を変えて暗躍するが……。


●目次

 プロローグ アータルタールの誓い
 1 クラッシュボーンの砦
 2 連合帝国軍
 3 ネリアックへの道
 4 湖の神託
 5 カッタの帝国
 6 ノーラスの大行進
 7 イノルークの蛇
 8 〈涙の海〉
 9 ネクロマンサーの逃亡
 10 フェイダークの狼
 11 アータルタールの呪文
 12 小島の神
 13 セルの手
 14 コンドル号の難破
 15 裏切り者の待ち伏せ
 16 漂流者の復讐
 17 ダークブライアーの秘密
 18 ウェイルの港
 19 フリーポートの街
 20 “三人”の怒り
 エピローグ イノルークのコアダ・ダル
 あとがき


担当編集者より

 EverQuestの映画化を記念し、EQ公式小説・邦訳第一弾を刊行することになりました! その名も「エバークエスト 連合帝国(コンバイン・エンパイア)の興亡」。

 連合帝国とはEverQuestやEverQuest IIの時代よりも過去に存在し、栄華を極めていた異種族による平和共同体で、その詳細についてはゲーム中でもずっと伝説として秘されてきました。本書は、ダークエルフを主人公に、謎の連合帝国存続をかけて繰り広げられる壮大な戦争を描いたファンタジー小説です。

 なお、編集するにあたってどういった売り出し方をするのが適切か知るため、刊行前に三人の読者モニター(弊社編集者)に原稿を渡し、感想を求めました。その感想を以下に記します。


◆【EQを知らなかった20代女性編集者】

 「ずっとテンションが高い物語でした。アータルタール(主人公のダークエルフ)が強すぎます。魔術や剣術の達人で、主人公なのに謎が多い。妖術を使って変身し、諜報活動を行なうのですが、ものすごく色んな種族に姿を変えるので、本当に彼がダークエルフか常に疑いの目を持ちながら読んでいました。ともかく、最初はその強さから冷酷無比な印象を受け、ただ者でない空気を漂わせていましたが、意外に人情派だったりして感情移入しやすい一面もありました。ちなみにEQについて知らなくても、固有名詞に注釈が付いているのでそんなに困らなかったです」


◆【EQを知ってはいたが、遊ばなかった40代男性編集者(D&Dファン)】

 「EverQuestは思いきり好きな世界観とシステムのRPGでしたので(D&Dのもう1つのワールドとも言えるでしょう?)、自分は絶対ハマる、ハマったら生活が破綻する、と恐れおののいて手を出して来ませんでした(実際、職場の仲間数人は睡眠時間を削って、まるで実生活よりもEverQuest内での生活のほうが大事であるかのように数年間ゲームに魂を奪われていました。締め切りをぶっちぎって音信不通になったライターをEverQuest内で発見してくれたのも彼らです)。その中毒性の高いゲームの公式小説が、ついに初邦訳です。中毒性の高さ、病みつきになる世界観と血湧き肉躍る冒険はそのままに、(終わりがなく無限に時間を費やしてしまうオンラインゲームとは異なり)ちゃんと“終わり”と“感動”のある傑作小説に仕上がっています。大推薦します!」


◆【EQにどっぷりはまって仕事をロクにしなくなった経験をもつ、
EQマニアの30代男性編集者】

 「EQの世界観に非常に忠実に描いている小説です。プレイヤーの視点から見たEQの要素や世界観をいささかも損なうことなく、物語の中で表現しています。主人公は小説オリジナルの人物ですが、これがまた『完璧超人か!』ってくらい強いヤツでして(笑)。メインはEnchanterなのにNecromancerの呪文も使うわ、剣での戦いも滅法強いわと、チート性能にもほどがあるってくらいです。ひとつの長編ファンタジー小説としても面白いですが、EQプレイヤーなら3倍楽しめること請け合いのこの小説。かつて“Norrathに生きた”方々には、ぜひ読んでいただきたいものです(もっと詳しい感想を読みたい方はこちらへ)」


 上記のように、本書はどのモニターにも好評な模様です。あらゆる方に楽しんでいただける出来になったかと思います。

 ちなみに監修はフォーゴトン・レルムを舞台にしたD&D小説「クレリック・サーガ」や「ダークエルフ物語」の人気作家R.A.サルバトーレ氏。翻訳はグレイホークを舞台にしたD&D小説「ホワイトプルームマウンテン」でおなじみの荒俣宏氏です。両氏のファンの方々もご期待ください。

 EQに魂を奪われた方、EQのゲーム未経験でも小説で楽しみたい方、EQを知らない方などなど、すべての方々にお贈りする「エバークエスト 連合帝国の興亡」をどうぞよろしくお願いします。


週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中