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新BDレコ「BDZ-A70」のワンタッチ転送機能を試す!

2008年04月11日 09時00分更新

文● 伊藤裕也

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ムーブのようでムーブじゃない「おでかけ・おかえり転送」



 「ワンタッチ転送」とは、ワンアクションで「おでかけ転送」「おかえり転送」を自動実行できる新しい仕組みのこと。

 おでかけ転送・おかえり転送は、簡単にいえばBDレコーダーで録画した番組をポータブルプレーヤーとの間で円滑にやりとりするための仕組みだ。録画した番組をポータブルプレーヤーに転送するには、「おでかけ転送」メニューにアクセスし、転送したい番組を選択する。このおでかけ転送の魅力は、地デジなどで現在の標準となっているコピーワンス番組の扱いだ。

BDZシリーズのメインインターフェース「クロスメディアバー」から「おでかけ転送」を選択する

BDZシリーズのメインインターフェース「クロスメディアバー」から「おでかけ転送」を選択する

 コピーワンス番組を転送すると、その番組はBDレコーダー上の録画番組リストで「おでかけ中」の表示に切り替わり、一時的に再生できない状態となる。ここでのミソは、転送したコピーワンス番組の情報はロックされただけでBDレコーダーのHDDにはそのまま保持される点だ。

「おでかけ転送」を実行した番組は「おでかけ中」と表示されてA70では再生できない

「おでかけ転送」を実行した番組は「おでかけ中」と表示されてA70では再生できない

 つまり、元の録画ファイルは消去されずにBDレコーダーのHDDに残るのだ。従ってポータブルプレーヤーに転送した番組は見終わったのちにロック解除の操作を実行すれば、再びその番組をBDレコーダーで楽しめるようになる。もちろん録画時の高画質な状態のままでだ。そのロック解除機能が「おかえり転送」である。

 おかえり転送が行なうことは、ポータブルプレーヤー上の番組の削除とBDレコーダー上の元ファイルのロック解除である。ちなみに、おかえり転送実行前に手動でポータブルデバイス上の番組を削除した場合、元ファイルのロックを解除できなくなるので注意が必要だ。

 この機能は大変便利だが、日々放送されるニュースやドラマを毎日のように持ち出して楽しもうとした場合、そのたびにBDレコーダーの「クロスメディアバー」からメニューを選択するのは思いのほか面倒なものだ。そのおでかけ転送・おかえり転送をボタン一押しでまとめて解決してしまおうというのが、ワンタッチ転送である。

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