今の時代に8ビットゲーム!?
ゲーム界のカリスマたちが集った
「ゲーム・ジェネレーションX ~8ビットの魂~」
ゲーム・ジェネレーションX ~8ビットの魂~
DVD
価格:1万2000円
発売日:2008年2月2日(発売中)
発売:コロンビアミュージックエンタテインメント
http://columbia.jp/
これは、今の時代にファミコンゲームを作ってしまった男達の物語。
「本当に面白いゲームとは何か?」
プレーヤーもクリエーターも、誰もが一度は想いを馳せる難問。ハードの性能が上がり、映画と見まごうほどのゲームが続々と登場するなか、ゲームとしての面白さの本質は年々曖昧になってきている。面白いってどういうことだろう?
“高性能ハード”の装飾をはぎ取ってしまえば、最後に面白さの本質が残るのではないか? ということで始まったプロジェクト。結果的に「本当に面白いゲームとは何か?」という大命題には答えが出ないまま終わってしまうのだが、そんな難問がファミコンゲームを1本作ったくらいでわかってしまうようだったら世のゲームクリエーターは苦労しない。
本作の面白さは、恵まれた製作環境に慣れてしまった人たちが、プログラムに32KB、キャラクターデータに8KB、使用言語はアセンブラという過酷な条件のもと、たった2ヵ月という製作期間で挑み、苦悩しつつも乗り越えていく姿にある。企画から製作、ファミ通によるレビューまで、(ファミコンゲームとはいえ)ゲーム製作に関するすべての過程を知ることができるのは、いちゲームファンとして非常に興味深い。
ゲームファンはもちろん、プロジェクトX的なドキュメンタリーがお好きな人にもオススメ!
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