秋葉原の老舗パーツショップであるUSER’S SIDE本店が、今月15日をもって閉店することになった。
これは同社ウェブサイトに本日告知が出て明らかとなったもので、今後はウェブ通販と法人営業に特化していく方針という。告知によると「以前より熟慮していたことですが、DOS/V時代も終焉かとの思いもあり、このあたりが潮時かと判断いたしました」とのこと。なおサポート体制に変更はなく、従来通りサポートセンターにて対応するという。
なお、同社の社長は、以前より自社ウェブサイト内において「天下の暴論」という持論を展開し、アキバ界隈ではエッジの利いた人物として有名であった。実店舗がなくなることで、アキバでショッピングをする自作ユーザーが直接名物社長に遭遇するチャンスがなくなってしまったことは、誠に残念としか言いようがない……。
USER’S SIDEは、ハイエンドユーザー向けのショップとして長年にわたって秋葉原で営業を続けていたショップ。サーバー向けCPUやマザーボード、海外製の水冷関連アイテムの販売をいち早く取り入れるなど、独自の商品展開が魅力の硬派なパーツショップだった。
なお、内蔵用HDDケース「SMART DRIVE」などに代表されるグロウアップジャパンのオリジナル製品は今後も継続される見通し。DOS/V PREMIUM SHOPとしてリニューアルされるというウェブ通販はもちろん、従来通り他のショップでも取扱さえあれば購入が可能だ。