動画/画像もこれ1本でOK! ケータイの情報を丸ごと管理
【SPEC】 開発/販売元●(株)アメリカンメガトレンド 価格●6980円(全キャリア対応充電・シンクロケーブル付き)、5480円(キャリア限定充電・シンクロケーブル付き)、4980円(キャリア限定シンクロケーブル付き)、3480円(ダウンロード版) http://www.tri-star.co.jp/ 対応システム●OS X 10.3.9以上(Leopard対応) 対応マシン●PowerPC G4 867MHz以上またはインテルCPUを搭載したMac |
【COMMENT】
重複アドレスの統合/削除機能で、やや強引ながらも、不要なデータを削除できる。携帯電話に付属するデータ通信用のUSBケーブルが使える点もいい。
「携帯万能」は、携帯電話内のアドレスやスケジュールといったデータをMacで管理/保存するソフト。携帯電話で撮影した写真やムービーの取り込みなども含めて、7つの機能を1画面から操作できる。
ただし、取り込めるデータは携帯電話の機種により異なる。特にソフトバンクの携帯電話では、一部の機種以外、画像や動画のデータを読み込めないことが多い。また、ワンクリックですべてのデータが取り込まれるわけではなく、「メモリダイヤル」や「写真」といったデータの種類ごとに、操作する必要がある。
Macとの接続は、USBケーブル経由のみで、Bluetoothには非対応だ。
アドレスとスケジュールの同期には、OS X標準の機能「シンクサービス」を利用する。Macのアドレスブックと携帯万能に同じデータが保存され、iCalはもちろん、.MacやiPodとも連携も可能だ。
なお、携帯電話側のアドレス帳やアドレスブック内のデータを書き換えたあとにシンクロサービスが実行されると、変更を加えたデータはすべて携帯万能にも反映される。
そのため、データの些細な違いから内容的には同一のエントリーが大量に複製されることもあるが、こうしたデータを統合する機能もある。
「データを1件ずつ残す」を選べば、「最新のもの」「文字数が一番多いもの」などの条件で不要と判断されたデータをまとめて削除可能だ。
そのほか、携帯電話で送受信したメールの管理/編集やQRコードの生成といった多くの機能が備わっている。
ただし、そのぶんメニューの構成が複雑で、簡単に使いたい人にはあまり向いていない。操作が多少面倒でも、携帯電話の動画や写真、アドレスをMacに保存しておきたい、シンクソフトのヘビーユーザー向けの製品だろう。
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