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サウンド編集ソフト

レビュー:Snapper

2008年04月06日 07時00分更新

文● 大塚康一

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オーディオファイルをFinderで波形編集する


Snapper 【SPEC】
開発元●蘭オーディオイース社 販売元●(株)オービット ミューズテクス事業部 価格●オープンプライス(実売1万2600円)
http://www.mu setex.co.jp/

対応システム●OS X 10.4以上(Leopard対応) 対応機種●PowerPCまたはインテルCPUを搭載したMac

【COMMENT】
切り出しに特化しており、多くの音声ファイルを扱えるのがいい。変換効率も高い。ただ、GarageBandへの張り付け機能があればもっとよかった。


 「Snapper」は、オランダのオーディオイース社が開発した音声ファイルの編集ソフトだ。起動項目としてソフトを常時起動させておき、FinderやiTunesでオーディオファイルを選択すると、そのウィンドウの下に波形ウィンドウを表示する。

Finderでの表示

Finderでオーディオファイルを選択すると、ウィンドウの真下に波形ウィンドウが表示される。長い曲ではややタイムラグが発生する

itunesでの表示

iTunesのライブラリでもFinderと同様。著作権保護のかかっていない音声/動画ファイルのみ波形表示可能だ

 音声ファイルの再生はもちろん、再生速度の変更といったコントロールもこのSnapperウィンドウで可能だ。そのほか、音声ファイル固有の情報であるループ/マーカー/タイムスタンプ/リージョンなども表示できる。

 本ソフトの本分は、音声ファイルのトリミングだ。任意の部分を選択してほかのフォルダーにドロップすると、あらかじめ設定した形式で新規オーディオファイルとして書き出してくれる。

波形の一部を選択して、その部分だけを新たな音声ファイルとして書き出せる。あらかじめ環境設定で選んだファイル形式で、フォルダー内やデスクトップに保存可能だ

 対応する形式は、AIFFやWAVといった非圧縮音声ファイル、MP3/MP4/AACなどの圧縮音声ファイルなど50種類以上。ムービーの音声トラックや5.1チャンネルサラウンド音声、分割/統合されたステレオファイルなどにも対応している。

 操作も軽快で、常に起動させていてもマシンの動作に影響がない。さまざまな種類のオーディオファイルを扱うユーザーにとって、非常に使いやすいソフトだ。


(次ページに続く)

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