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2008年03月19日更新

コンピュータの人工知能は進歩している! 自動翻訳サービス「熟考Ver2.0」

参入から数年で急成長を遂げるスピード開発術

熟考Ver2.0
Word文書の翻訳結果画面。Wordの文書のレイアウトを保ったまま翻訳できる

 ロゼッタが本格的に自動翻訳業界に参入したのは2006年のこと。わずか2年余りで、翻訳精度を7割まで高め、多くの企業に導入されたという。その成長の速度の秘密は、どこにあるのだろうか。

「成長の秘密は、やはり更新頻度にあると思います。自動翻訳自体は大きなプロジェクトですが、更新に合わせて、開発サイクルを短くしています。例えば2週間の間に、問題の分類、リストアップ、仕様作成、試作、実装、改善、テストのサイクルを、簡単な問題で2、3回、複雑な問題であれば50回くらいまわすこともあります。また、そのサイクルを支えているのが、会社の構造にあると思います。社長を含めて役職や部署による隔たりがなく、全社員が遠慮なくコミュニケーションが取れるような体制になっています」

 常に必要なときに、遠慮なくコミュニケーションを取ることで、無駄なミーティングも一切ないという。毎朝行なっているスタンドアップミーティングも、当日の個々の動きを互いに共有しあう情報交換の場として使われ、10分程度で終わる。別途、綿密な打ち合わせが必要な場合は、関係者だけが集まって行なっているそうだ。限られた人的リソースを最大限に生かせるように、会社全体を効率化しているのだ。

「リソースは何よりもその使い道が大切だと思います。私たちは、ユーザーが求める自動翻訳が何かを常に考えて、『速度よりも正確な翻訳』といったことを最優先にリソースを割いてきました。その結果が、このような急成長につながっているのだと思います」

 人工知能といった技術面だけでなく、作業の効率化に至るまで、新しいアプローチを積極的に導入・活用することで、これまでのサービスとは一線を画したサービスを生むことができる。そのためには、どこを極限まで効率化して、どこに惜しみなく手間をかけるのかを、絶えずユーザーの視点に立って判断することが重要となるのだ。

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