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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第45回

ライブビューで猫にぐぐっと近づける! α350は「猫撮り」カメラだ!

2008年03月19日 00時00分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

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 α350のライブビューの魅力はまだある。一眼レフのライブビューって実はいくつかの方式があるのだが、現行モデルで「ライブビュー専用CCDを内部に持っている」のはα350だけ。

 この方式には撮影時のタイムラグが小さい、光学ファインダーをのぞくときと同じ感覚でAFが働き、撮影できるというメリットがある。まあ簡単にいえば、現行モデルの中では「ライブビュー利用時の撮影が一番リズミカルで快適」なのだ。

 また、本体内手ぶれ補正機構も便利だ。どんなレンズを使っていても補正が効く。ライブビューはちょっとぶれやすいからこれはよい。

 そんなα350なのであるが、ズームレンズキットのレンズは望遠側がちょっと足りないので猫撮りには向かない。α350を猫撮影用に買うのなら、広角から望遠まで撮れる18-200mmがセットになった高倍率ズームセット(実売価格が14万円弱くらい)か、冒頭の写真で紹介した「DT 16-105mm F3.5-5.6」か「DT 18-250mm F3.5-6.3」がいい。近距離で撮ることが多いなら16-105mm、より望遠を使いたいなら18-250mmという感じだ。

 カメラの話が続いたのでこの辺で写真でも。

首筋を撫でられて気持ちよさそうな猫

おばさんに首筋を撫でられて気持ちよさそうな猫を正面から(2008年3月撮影 ソニー「α350」+「DT16-105mm F3.5-5.6」)

 α350でも欠点とか使いづらい点とか要望とか言い出せばキリがないし、もっと安くて小さいデジタル一眼レフもあるんだけれども、ローアングル猫撮りならこれが一番!


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は3月26日掲載予定

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