初心者でも扱える簡単なインターフェース
今回のアップグレードでは、ユーザーインターフェースが大幅に変更されている。特に操作の柱となる「パレット」が統合され、タブやメニューから表示を切り替えて使用する方式になった。複数表示も可能なので、ユーザーはシングル/マルチパレットの使いやすい方式を選べるわけだ。
また、作成したデータをプレビューする「カメラ」パレットでは、室内の平面図を表示する「NaviCam」と、三脚に設置したカメラを使う「三脚」の2種類の表示に対応。
プレビューもパレットと同じく複数表示できるので、さまざまな角度から同時にデータを確認できる。NaviCamならカメラの設置位置と方向が直感的にわかり、三脚はカメラの上下/回転/前後/左右への移動を感覚的に操作可能だ。
表示したいプレビュー位置の設定は、名前を付けて保存できる。メニューの「ビュー」からすぐに呼び出せるので、カメラの位置をいちいち設定し直す手間もない。3D CGソフトではカメラ操作が難しく思われがちだが、「インテリア 4.0」なら初心者でも使い方に迷わないだろう。
【Conclusion】
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目新しい機能はないが、インターフェースが使いやすくなっている。マニュアルがなくても使えるほど操作が簡単なので、レイアウト作りに専念できる。
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マウスの右クリックに機能がまったくついていないのが残念。部屋全体をプレビューする「NaviCam」と「三脚」は、別のパレットで表示できると便利。
(MacPeople 2008年4月号より転載)