デンマーク発のPC向けゲーミングデバイスメーカーSteelSeriesからゲーマー向けキーボード「SteelSeries 7G」が発売された。販売価格が2万円を超えるハイエンドキーボードだ。
この製品は「使い手のAPM(Action Per Minute:一分間あたりの操作量)を改善するためのフューチャーがキーボードに盛り込まれています」という謳い文句のゲーマー向けキーボード。キースイッチは安定した打鍵感が特徴の“リニアストローク”設計となるCherry製“黒軸”を採用。比較的、軽いタッチでの入力が可能で素早い操作にも対応し、PS/2接続時(USB変換付き)には全キー同時押しも可能だ。
またゲーム中に間違えて押してしまうことも多い左下の「Windows」キーは、「スペース」キーを挟んだ反対の右下に移動。代わりに「F1」~「F6」と組み合わせて使用する「SteelSeries Media」と呼ばれるキーを配し、音量調節や再生/停止などのメディアキーとして機能するようになっているあたりなどは、本格的なゲーマー仕様と言えそうだ。
外観デザインは実にシンプルな印象で、あえて例えるならFILCO製のキーボードのようにスリムなデザイン。サイズは480(W)×250(D)mmとなるが、付属のパームレストを装着すると写真のように幅広となる。本体素材には激しいゲーム操作も安心なスチールを採用したことで重量は不明ながらかなりのもの。そのためか、裏面にはスタンドの類はないのだが、本体にあらかじめ傾斜をつけることで解決している。
そのほか、本体左奥にはUSB×2とミニピンタイプのマイク入力/ヘッドフォン出力端子を搭載。ケーブル形状も太い独特なもので、PS2/USB/ミニピン×2の4系統を1本にまとめたものを使用する。
価格はアークで2万1780円、USER’S SIDE本店で2万1840円、フェイスカスタム館で2万1970円で、キーボードとしては非常に高価。ただ、無意味に高価というわけではなく、実際に触れれば「それぐらいするかもな」という印象も抱かせる仕上がりとなっている。アークではデモ用として自由に触れる展示機も用意してあるので、可能であれば一度触ってから購入に踏み切っても遅くはないだろう。