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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第43回

こんなとこでもヤツを発見! 街で見つけた「猫のかくれ家」

2008年03月05日 00時00分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

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 中にはもっとしっかりした家を造ってもらってる猫もいる。一番がっしりしてたのはこいつ。

頑丈に補強された猫の家

スチールとレンガとブロックで補強済み。入口までちゃんと作られてます(2007年4月撮影 富士フイルム「FinePix F40fd」)

 片隅に怪しげなスチールの枠があるなと思って裏に回ってみたら、中で猫がくつろぎ中。「邪魔するな」って顔でにらまれました。

 屋根付きの猫用食堂というレベルのちょっとしたスペースも見かける。

猫用食堂

左に見えるのが黒いビニールで防水された猫用食堂(2008年1月撮影 ソニー「Cyber-shot T2」)

 でも、一応言っておくけれども、地域猫を世話するときの基本マナーは「餌はおきっぱなしにしない。餌をあげたあとは、食べ残しと容器はちゃんと回収すること」である。ちなみに、もっとも単純で安易なのがダンボール箱のおきっぱなし。

猫用のダンボール箱

ダンボール箱が置いてあるだけで、猫はその上にのっかっておりました(2005年3月撮影 ペンタックス「Optio WP」)

 これはちょっと……安易すぎたね。

 最後はほほえましく、猫用の扉を。猫をお散歩自由で飼ってると、気になるのが出入り口。わたしも昔、猫をそんな風に飼っていたのだが、あのときは猫が窓をトントンと叩くと入れてやり、窓や玄関で「外に出たい」と鳴いたら出してやってたのだが、普通はなかなかそうもいかないもの。

 で、こんな猫用出入り口の登場である。

猫用出入り口

勝手口の下にあった猫用出入り口(2000年4月撮影 ソニー「Cyber-shot F55V」)

 ちょっとしたのれんまでついてるのがとってもキュートである。でも先日、たまたまこの家の前を通ったときちらっと目をやったら、この小さな入口は塞がれておりました。ちょっと気になります。


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は3月12日掲載予定

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