週末見るコンテンツはコレ★ ― 第29回
【週末見るコンテンツはコレ★】
フレンチアニメでまったりな感動を! 家族で見るのもおススメ!! ミッシェル・オスロ監督作品特集
2008年02月29日 21時00分更新
今回はフランスアニメの鬼才ミッシェル・オスロ監督の作品にフォーカスする。フランスアニメ界最大の興行成績を収めた「アズールとアスマール」、監督はじめての長編作品「キリクと魔女」、テレビシリーズをもとにしたオムニバス作品の「プリンス&プリンセス」3タイトルを紹介する。
デリケートな問題を
鮮やかに描くおとぎ話
「アズールとアスマール」
![]() |
|---|
| 「アズールとアスマール」のパッケージ。(c)2006 Nord-Ouest Production - Mac Guff Ligne - Studio O - France 3 Cinéma - Rhône-Alpes Cinéma - Artémis Production - Zahorimédia - Intuitions Films - Lucky Red |
アズールとアスマール
DVD
発売日:2007年12月19日(発売中)
価格:3990円
発売:ウォルト ディズニー スタジオ ホームエンターテイメント
http://wdshe.jp/
以前紹介した、ヨーロッパ初のフルCGアニメ「ケイナ」(関連記事)をはじめ、フランス産アニメは日本ともハリウッドとも異なる、新たな可能性を感じさせてくれる作品が多い。なかでもミッシェル・オスロ監督の作品は、クオリティも興行成績もズバ抜けて高く世界中のクリエイターから熱い注目を集めている。
「アズールとアスマール」はミッシェル・オスロ監督の最新作にしてフランスアニメーション界最大のヒットを記録した作品だ。
アラブ人の乳母ジェナヌに育てられた領主の息子アズールと、ジェナヌの息子アスマールは兄弟同然に育てられていた。しかしある日、アズールの父はジェナヌ親子を追い出してしまう。成長したアズールは2人の住むイスラムの地を訪ね、再会するのだが……。
アズールとアスマールは仲良くなり旅に出るのだが、その目的は子守唄で聞かされていたイスラムの伝説の妖精を探すこと。そのためには3つの鍵を探し出し、さまざまなモンスターが待ち受ける難関を乗り越えなければならない。非常におおらかで、どこかで聞いたことがあるような童話的なストーリー。実際「ロード・オブ・ザ・リング」のような手に汗握るシーンは皆無だし、物語は淡々と平和的に進む。
しかし、そこには“フランスの今”がしっかりと描かれている。イスラム教徒が人口の10%を超えたというフランスが、移民といかにしてよりよく付き合っていくべきなのか。その理想の関係が美しいビジュアルとともに描かれている。
人種問題という非常に扱いにくい問題をこんなにも美しく映像化できるなんて! 監督の手腕に脱帽であり、必見だ!!















