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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第42回

「頭かくして耳かくさず」 隠れんぼ猫を撮ろう

2008年02月27日 00時00分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

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塀の隙間や低木の奥に目を凝らせ


 街へ出るとまた、たいていの猫は隠れてる。隠れてる猫を見つけて、脅かさないようにそっと撮るのはなかなか楽しい。不審者のようにキョロキョロしながら歩いてもいいし、逆に何を見るでもなくぼーっと無心で歩いてみてもいい。人間の目もほかの動物と同じように、動くものに敏感に反応する。無心で歩いていても、視界のどこかで動くものがあったら何かと気付くもので、それがたまたま猫だったりするのだ。

塀の穴から外をうかがってる見張り猫

塀の穴から外をうかがってる見張り猫。猫のために空いているとしか思えない穴が最高(2005年3月撮影 三洋電機「DMX-C5」)

 隠れんぼ猫がよく見つかるのは、塀の隙間や低木の奥。ここに隠れれば人間に見つかっても相手は入ってこれない、あるいはすぐ逃げられる場所を猫はよく知ってるのだ。ブロック塀とその上のフェンスの間からそっと顔を出す猫もよくいる。

ブロック塀とフェンスの間から顔を出す猫

ブロック塀とフェンスの間から顔を出して、じっと外を見つめている猫。遠くから望遠で撮影(2005年5月撮影 コダック「EasyShare Z740 zoom」)

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