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クアッドコアで高速パフォーマンス実現――JCS、新NAS「Type NL2-3U」を発表

2008年02月25日 11時32分更新

文● アスキービジネス編集部

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日本コンピューティングシステム(JCS)は、2月22日、RAIDサブシステム一体型でLinuxベースのNAS「Type NL2-3U」を、3月3日より提供開始すると発表した。


高負荷環境において高いパフォーマンスを発揮できるLinux OS搭載


 日本コンピューティングシステム(JCS)が発表した「Type NL2-3U」は、耐障害性能を高めるRAIDサブシステムを内蔵した「RAIDサブシステム一体型」のNASで、高い堅牢性を持つ。

Type NL2-3U

Type NL2-3U

Type NL2-3U

 今回、同製品に新しく搭載されたLinux NAS OSは、ドイツのOpen-E社の「Open-E DSS」を採用しており、JCSが日本企業のユーザーニーズにあうようローカライズを行なっている。特定のファイルやデータの状況を記録する「スナップショット」や、低コストで高速バックアップを実現する「バックアップユーティリティ」などNASに要求される数々の機能を標準で搭載した。また、これらの機能を一括管理する専用ツールはオンラインヘルプを含めて全て日本語に対応しており、誰もが簡単に運用できる。「Open-E DSSによって高負荷環境において充分なパフォーマンスを発揮できる」とJCSは発表している。

 さらに、Type NL2-3Uでは、ユーザーがCPUやストレージの容量を複数の選択肢の中から自由に選ぶことができる。たとえば、CPUはクアッドコアXeon 5400シリーズやデュアルコアXeon 5200シリーズを2基まで搭載可能。また、ストレージの容量は250GB~1TBのHDDを最大16基搭載できる。1TB HDD搭載時の1ユニットあたりの総容量は16TBと大容量を実現しており、オプションの拡張ストレージユニットを追加すればさらなる容量拡張を行なえる。

 Type NL2-3Uの価格はCPUやストレージの容量によって細かく設定され、幅広いラインナップを持つ。たとえば、CPUにデュアルコアXeon E5205(1.86GHz)を採用し、250GBのHDDを16基搭載した「VCNL2 250016-3UWS」は158万円(税抜き)となる。

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